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医療・健康・食 週刊現代

健康なはずの「朝から和食」が高血圧・早死の原因かもしれない

身体にいいんじゃなかったの?

和食はユネスコの無形文化遺産にも登録され、ヘルシーな食事として世界から注目を集めているが、栄養学的には「問題アリ」。恐ろしい病気を招く前に、ちょっとした工夫で安心に味わおう。

「塩分1日5g未満」の壁

ご飯に味噌汁、漬物に焼き魚。若いころはトーストにソーセージと洋風の朝食を食べていたけれど、年を取るにつれてやっぱり白米がしっくりくる、と感じるようになった人も多いだろう。

和食といえば肉や揚げ物ばかりの脂っこい欧米食に比べてヘルシーで、近年は海外からも優秀なダイエット食として注目を集めている。ところが最新の栄養学によると、その認識に「ちょっと待った」をかける必要があるようだ。

 

「'17年5月、国立がん研究センターが意外な調査結果を発表しました。ご飯や味噌汁といった日本の伝統的な食事を摂っている人に比べて、肉類やパン、コーヒーなどの欧米型の食事を好む人のほうが、死亡率が低いことが明らかになったのです。

日本が長寿国になったのは和食のおかげではない、ということを裏付けるひとつの結果になりました」(妊娠糖尿病の研究にあたる産婦人科医の宗田哲男氏)

和食が身体に悪い――。その原因として、伝統的な和食を食べ合わせていると、どうしても塩分過多になってしまうところが第一にある。

まずここで、ごく一般的な和風の朝食を想像してみてほしい。白米に梅干しを載せ、主菜は塩ジャケと小鉢に醤油をかけた冷や奴、汁物は味噌汁という定番メニュー。この1食に塩分はどれくらい含まれるのだろうか。

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正解は、なんと9.1gである。日本食品標準成分表から計算した目安によると、冷や奴にかけた醤油の塩分は0.3g、梅干しが2.2g、味噌汁が1.6g、塩ジャケは実に5.0gにもなる。

厚生労働省が定めている1日の食塩摂取目標量は男性8g未満、女性7g未満だから、朝食だけで1日の基準を超えてしまう計算だ。

ちなみにWHO(世界保健機関)が定める1日の塩分の摂取目標量は男女共に5g未満というから、朝食で摂る塩分は2g以下に収めるべきだろう。だが、こうした塩分量を目の当たりにすると、そう簡単にクリアできる数値ではなさそうだ。

塩分過多は、当然血圧の上昇に大きな影響を与える。高血圧の状態が続けばやがて動脈硬化が進行していき、心筋梗塞や脳卒中など重大な疾患を引き起こすリスクがある。

しかも、毎日朝から和食を食べる日本人はそのリスクを日々高めていることになる。

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