医療・健康・食 週刊現代

安易な気持ちで始める「ウォーキング」が、あなたの老後を破壊する

最悪、寝たきりになってしまうことも…
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歩きすぎて免疫力低下

時間があればできるだけ歩く、そんな人も少なくないが、歩く量に関しては、「過ぎたるは及ばざるが如し」だ。

「とにかく運動しなければという意識から歩き過ぎている日本人は多い。そもそも、日常生活を送っているだけで、十分に歩くことはできる。

毎日の買い物で最寄り駅まで歩けばそれだけで、良い運動になります。また、掃除や洗濯などの家事でも身体を動かしていますよね。

こうした運動を全く考慮せずに、ウォーキングにばかり時間を割くと運動過多になってしまう。その結果、過度の疲労から免疫力の低下を引き起こし、ウイルスや細菌などの抗原を撃退できずに、病気にかかりやすくなってしまいます」(前出の青柳氏)

また腰痛を改善するため、ウォーキングをする人も多いが、これは逆効果。望クリニック院長の住田憲是氏はこう解説する。

「歩くことで血行が良くなり、一時的に腰回りの筋肉が緩み、痛みが和らぎます。

しかし、根本の原因が治っていないため、すぐに緩んだ筋肉に異常な収縮が起き、痛みや痺れが生じる。歩くことで、炎症が起きたり、かえって悪化してしまうケースが多い」

都会でウォーキングをしている人にはさらなる注意が必要と話すのは、亀戸佐藤のり子クリニック院長の佐藤のり子氏だ。

「私が診察する患者さんで多いのは、街をウォーキングしているときに、自動車や自転車のほか、子供、散歩している犬などの急な飛び出しに加え、キャリーバッグに引っ掛けられて怪我をする人ですね。

年齢を重ねるにつれて、当然反射神経も鈍くなりますので、ウォーキングの最中に咄嗟の反応ができず、転んでしまって、脚の骨を折ったり、地面に変に手をついて手首を骨折したりするケースが非常に多い」

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