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70歳でも現役!「シップス」顧問が教える、憧れの的になる服装術

「おしゃれな人だな」と思わせるために
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セレクトショップ「シップス」の顧問として、70歳を超えた今も忙しい日々を送っている鈴木晴生さん。

若い頃からメンズファッション界では有名なファッショニスタだった鈴木さんだが、年齢を重ねるごとに衰えるどころか、昨今は海外のメディアでも度々取り上げられ、注目を集めている。

新鮮さを失わない服装術には、鈴木流のこだわりがある。

大人の男が、真っ新の服を人前で着るのは野暮

職業柄、常に新しい服を着ているのだから、格好よく見えるのだろうと推測したところ、実はそうではない。

「気に入った服は何十年でも着続けます。大切なのは、手持ちの服を古く見せないための工夫です。僕にとって、カスタマイズを重ね、自分固有のスタイルを表現するために、手間暇をかけ、その完成度を高めていく工程は、何よりもの喜びです。

ですから、新たに購入した服をすぐに人前で着用することはありません。あえてクローゼットにしまっておく、あるいはプライベートで着慣らして、改善すべき点を模索します。

時間をおくことで、これから吹くだろう時代の風、トレンドを自分なりの方法で服にまぶすからこそ、しっくり着こなせるようになるのです」

 

格好よく見せたいなら、体に馴染んだ服を「今日的」にお直しするのが近道

「トレンドを自分なりの方法でまぶす」と言われても、簡単に真似できることではない。なら、どうすればいいのか。本当に格好よく見せるための究極のワザが「お直し」だと鈴木さんは話す。

「時代のエッセンスをまぶしていく工程の一環として、かなり大がかりな〝お直し〟をするのです。

例えば、トレンチコート。着こむほどに味が出て、しっくり体に馴染む代表ともいえるアイテムです。僕は1975年頃に購入し、40年以上着ていますが、常に今日的であるためにアップデートをしてきました。

買った時は膝下までのロングコートでしたが、5年に1度は肩幅や身幅、着丈を調整して、今なおワードローブに欠かせない1着として愛用しています。気にいったものを大切に着続ける、これが男のファッションの美学です。

新しく似合う服を探すよりも、信頼できるリフォーム店をみつけることが、おしゃれの近道になる」。

「若い頃に気に入って買ったが、形が古くて着られない」というアイテムを、リフォームして蘇らせるのもひとつの手。新しい服を購入するよりも経済的だ。

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