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野球 週刊現代

エンゼルス・大谷、日ハム・清宮「日米新人王」にこれだけの根拠

10勝10本塁打と、20本塁打

100年ぶりの快挙へ

「日本人選手をめぐって現地のマスコミは静かなのに、日本のマスコミだけがはしゃいでいるというのはよくありますが、今回は本物です。『日本からベーブ・ルースが来る』と、アメリカ中のメディアやファンが大騒ぎしていますよ」

メジャーリーグ評論家・福島良一氏が興奮気味に語るように、いまアメリカのメジャーリーグファンの間では海を渡ってやってくる「Two-Way(二刀流)Super star」大谷翔平(23歳)の話題で持ちきりになっている。

大谷が移籍先に白羽の矢を立てたのは、西海岸のアナハイムに本拠地を置くエンゼルスだった。

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「いい選択をしたと思います。右足首の問題を考えると、温かな気候は外せない。また、いまのエンゼルスは先発のコマこそそろっていますが、絶対的なエースがいません。

中4日が当たり前のメジャーでは異例な、先発を6人で回す負担回避の『大谷ローテ』の導入も容易です。

ソーシア監督は'00年以来、エンゼルスを18年間率いてきた名将にしてアイディアマン。きっと、大谷にふさわしい起用法を柔軟に考えてくれるはずです」(前出・福島氏)

そんな大谷に、どれくらいの成績を期待できるのか。

「誰もが期待するのは2ケタ勝利と2ケタホームランでしょうね。それをベーブ・ルースが初めて達成したのは1918年。その後、メジャーの歴史で誰一人として成し遂げていない。

ちょうど100年後の'18年、右足首を傷めさえしなければ大谷は10勝、10本塁打の大記録を達成し、新人王を十分狙えると思います」(前出・福島氏)

 

日本ハムOBで、米テキサス・レンジャーズでも活躍した建山義紀氏は大谷は性格的にもメジャーに向いていると語る。

「近くで彼の練習をじっくり見てきましたが、彼は自分に対する強い自信と、成長するためにどうすればいいかという戦略をはっきりもっている子です。飲み込みが早いので、メジャー独特の硬いマウンドや滑りやすいボールにすぐ適応すると思います。

もちろん最初は苦労すると思いますが、エンゼルスの側も、スーパースターを日本から手に入れた手前、年間通してチャンスをあたえてくれるはず。大谷が本来の力を発揮するまでの時間は十分にある」

いきなり二刀流で10勝&10本塁打を狙えるポテンシャルを持ち、なおかつ才能を最大限開花させてくれるチームを選びとる嗅覚を持っているところも大谷のスーパースターたるゆえんだ。

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