いろいろあって、無駄なものをつくっています…!
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「無駄なモノを作って稼ぐ」24歳女子がたどり着いた、新しい生き方

現代の表現とお金について

私は、「無駄なもの」を作ってお金をもらっている。

意味不明だと思うが、なにかの暗喩でもなく、文字通り「無駄を作る」ことを仕事にしている。

2013年、YouTuberという言葉が世間に浸透する少し前、私はYouTubeのアカウントを取得した。チャンネル名を「無駄づくり」とし、ただ無駄なものを作っている様子をアップロードし続けている。

どういった物を作っているかというと、「歩くたびにおっぱいが大きくなる靴」や「社会人のための会社を休む理由をランダムで生成するマシーン」などだ。

どちらも、本当に不必要なものだが、テレビで取り上げられたりTwitterでリツイートされたりして、メディアを中心に拡散されていった。

2013年から4年間、計200個以上の無駄なものを作った。我ながらヤバいやつだなと思う。

なぜ無駄なものをつくっているのか?

活動の紹介をすると、「なぜ無駄なものを作っているんですか?」と聞かれることが多い。

そのたびに「やはり、必要なものに溢れた現代社会を……」などと、かっこつけて社会的意義があるような回答をするのだが、そんなことは後付けである。

きっかけは、所属していた事務所からの提案だった。5年前、19歳の頃、私はお笑い芸人を目指し、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属した。

お笑いライブに出てネタをやっていた。よくやっていたのは「往年のギャグの中にフリーメイソンの陰謀が隠されている」というもの。コマネチが六芒星のシルエットをしているなどと真顔で言うネタをしていたが、鳴かず飛ばず。

忍耐力のないゆとり世代ど真ん中の私は、自分の表現が世間に、舞台を観に来ているお客さんにさえ受け入れられていないのが、本当に耐えられなかった。

もう諦めて実家でダラダラ(書いたこともない)小説でも書いて過ごそう。そう思っていたところ、事務所から「YouTubeやりたい人は企画考えてみて」という旨のメールが届いた。

社員から「YouTuberで人気のHIKAKINという人は、月にうん百万円以上稼いでいるらしいぞ……」と言われ、こりゃ夢があるぞ!と思い、なんとなく頭の中にあった「無駄づくり」の企画を提出し、始めることになった。

新生・ブルーバックス誕生!