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「日経平均3万円超えは来年6月」の根拠

何月に上がって、何月に下がるか
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「もう」は「まだ」なり。投資の格言にあるように、もうこれ以上は上がらないと思ったところからまだ上がるのが相場の醍醐味。「実感ある株高」へ――日本列島全土にホンモノの活況が到来する。

日本株を見る目が変わった

2017年は日本株が史上初の16連騰を記録し、日経平均株価は約26年ぶりに2万3000円の大台を突破した。

2018年も株高の勢いはとどまらず、日本株の活況はさらに燃え盛る。

経済・金融のプロたちはそう口を揃える。

「インベスター(投資家)たちが日本株を見る目が完全に変わりました」

ウィズダムツリー・ジャパンCEO(最高経営責任者)のイェスパー・コール氏は言う。

「これまで日本株を買っていたのは海外のヘッジファンドなどの短期筋で、日本銀行がジャブジャブと紙幣を刷るので株価は上がると見て投資していた。それが、いまは年金ファンドなどの長期投資家へと様変わりした。

しかも、彼らは日銀の政策にベット(投資)をしているのではない。日本企業が本格的に業績を伸ばしていくと期待して、中長期的な視点から日本株を買っている。

日本株市場は流動性相場から業績相場へと完全に移行した。これからは世界中の国家ファンドや年金ファンドがさらに日本株への買いを加速させるので、日本株は安定して株高を維持できる環境が整う。私は'18年の6月には日経平均株価は3万円に到達すると考えています」

 

日本株が「3万円」と聞いても夢のように聞こえるかもしれないが、市場関係者の見方はむしろ逆。'18年に日本株3万円は極めて妥当で、現実的な数値と見ている。

スパークス・グループ社長の阿部修平氏も言う。

「'17年秋に日経平均株価がバブル後の高値を更新したが、これは株式市場が日本企業に新しい希望を見出していることに他なりません。

なにより市場が評価しているのは、多くの日本企業がバブル崩壊後の失われた20年という厳しい不況期を経て、強靭な企業体力をつけてきたこと。日本企業の変化は本物で、過去30年近く低迷したデフレ時代からの大転換が始まると見ているのです。

私は、日経平均株価は2020年に向けて4万円を試す局面に入ったと考えています。なにも荒唐無稽なことを言っているわけではなく、この4万円という数字には確たる根拠もあります。

具体的に見ると、'17年10月末時点で日経平均のBPS(一株当たり純資産)は1万6675円ですが、保守的に見積もっても、これが'20年末には約2万円に達する見込み。

株価は『BPS×PBR(株価純資産倍率)』で計算できますが、'20年末時点でPBRが過去30年の世界平均の2倍の水準になると仮定すれば、日経平均は4万円を突破する。順調にいけば、'18年は日本株3万円が視野に入ってきます」

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