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平昌五輪まさかの中止という「最悪のシナリオ」実はあり得る

外国人が来てくれないかも…
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出席明言しない安倍首相

こうした中で、文在寅政権は、何とか北朝鮮を参加させようと、躍起になっている。

6月には、都鍾煥韓国文化体育観光相が、北朝鮮の元山郊外にある馬息嶺スキー場でのスキー種目の「南北共催」をブチ上げた。馬息嶺スキー場は、「オリンピックが開催できるスキー場を造れ」という金正恩委員長の肝煎りで、'13年末にオープンしたが、いまや半ば廃墟と化している。

文在寅政権は、そんな「金正恩の夢」を実現してあげることで、平昌オリンピックを無事に開催しようとしたのだ。

Photo by GettyImages

それにもかかわらず北朝鮮は、この提案をあざ笑うかのように、7月に2発、ICBM「火星14」をブッ放したのだった。

文在寅大統領は、9月に国連総会に出席した際、IOCのバッハ会長に、「何とか北朝鮮を参加させてほしい」と直談判した。

頼みは、9月にドイツで行われたフィギュアスケートのチャレンジャーシリーズで6位入賞し、平昌オリンピック参加資格を得た北朝鮮の廉太鈺・金柱息ペアだった。

ところが、参加締め切りの10月末になっても、このペアの参加申請はなかった。そのため組織委員会は11月に入って、フィギュアスケート金メダリストの英雄・金妍兒まで動員し、「平昌オリンピックは南北の分断線を超えて平和的な環境を作ろうとしている最も貴重な努力の証しです」と訴えた。

 

平昌の組織委員会はいまだに、「特例措置を考える」としているが、北朝鮮からは、なしのつぶてだ。

それどころか11月29日、北朝鮮はICBM「火星15」を発射。次は7度目の核実験も噂される。

同日に日韓電話首脳会談が開かれた際、文在寅大統領は安倍晋三首相に、開会式への出席を要請した。だが安倍首相は、「国会の予算審議が忙しい時期なので……」と態度を保留。同様に、トランプ大統領も習近平主席も、いまだ出席を明言していない(12月10日現在)。

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