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インスタ女子の間で「#韓国人になりたい」流行中の意外と深イイ理由

モデル、企業に取材して分かった
桑畑 優香 プロフィール

インスタ女子の頭の中は決してお花畑じゃない

ところで、パスポートを持っていないというViViガール、栞さんと貴子さんの話を聞いて、不思議に思うことがあった。

韓国人に憧れ、韓国人になりたいのであれば、リアルな韓国を訪れて街の空気に触れてみたいと思わないだろうか。もしくはまるで韓国人のように暮らしてみたいと思わないのだろうか。

 

栞さんの答えはこうだ。

「行ったからって、韓国人になれるわけじゃない。行くはずのお金を自分に投資したほうが、プラスになると思う」

寒澤貴子さん。栃木県出身。「政治のニュースも見るけれど、いいものはいいし、商品や友情には関係ない。いやなことがある日は新大久保に行く。ダル着で行ける落ち着く場所だから」(寒澤貴子さんインスタグラムより)

貴子さんも「韓国で遊ぶお金があったら、日本で洋服を買って化粧品買ってっていう、自分へのご褒美のほうがいい。韓国、遠い。だったら、大江戸温泉で休みたい」

韓国男性とのお付き合いにいたっては、「できることなら、日本人と結婚して、関東地方に住みたい」と具体的(貴子さん)。ソウル在住経験のある茉莉那さんも、「韓国は好きだけど、男の子は日本人」と至極現実的だ。

貴子さんのハッシュタグに「#韓国人になりたい」発見!(寒澤貴子さんインスタグラムより)

実はコスメも、3人ともベースメイクは日本のブランドで、韓国製品はチークやリップなど色味があるポイントメイクだけを愛用している使い分け上手。「日本の部分もありつつ、韓国のきれいさを取り入れたい」(栞さん)「韓国と日本のいいところを受け入れて、最強女子になりたい」(貴子さん)という考えなのだ。

「インスタ映え」について、流行語大賞の授賞式で選考委員が「人類の永遠のテーマをかなえてくれる、スマホの向こうのおとぎの国のステージ」と述べた。

だけど、取材を通して見えてきたのは、「インスタ映え」を発信するインフルエンサーたちは、単に盛って夢見ているだけではないということ。手のひらの中で選りすぐりの情報を送り出す一方で、あふれる情報の中から自分が欲しいものをきちんと見極めて選ぶ。おとぎの国と現実をしっかり使い分けて住み分ける、賢いユーザー、消費者なのだろう。