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インスタ女子の間で「#韓国人になりたい」流行中の意外と深イイ理由

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ハッシュタグにハングル入れると「いいね!」増える

栞さん曰く、「自分は韓国が好きっていうよりかは、アイドルとかメイクとか、そういう情報が好きなんで。旅行をめっちゃしに行くって言うよりかは、SNSで情報を集めるだけで満足するタイプ」

中学生の頃から東方神起のファンで、「韓国人になりたい」と思うようになったのは、約5年前。少女時代のテヨンに憧れたのがきっかけだった。

少女時代のテヨン。photo by gettyimages

「もともとメイクが全然わからなくて、テヨンのメイクを真似するようになって。こんな風にメイクをしたら、韓国人っぽくなれるのかな、って」

テヨンになるメイクのポイントは眉毛と目。動画や写真でテヨンの眉毛を研究したり、同じ形の二重になるようになるように、アイプチで二重の幅を変えてみたりしたという。

また、「物心ついたころには韓国ドラマファンのお母さんと一緒に『冬のソナタ』を見て、号泣していた」という貴子さんは、歌手で女優としても活躍しているIUの大ファン。栞さん同様、高校生の頃からメイクの真似をしはじめ、「今もどうやったらIUちゃんみたいになれるか考えている」と言う。「IUちゃんは、肌がきれい。色が真っ白。で、ナチュラルっぽいところも好きだし。普通にネットで画像見て、アイラインこれ使ってるんだとか、リップはこれなんだとか。似たのを探すとかはすごくやる」

IU。photo by gettyimages

一方、茉莉那さんは、少女時代が日本デビューした時にメンバーのティファニーにハマり、韓国のメイクやドラマに興味を持つように。高校を卒業してすぐにソウルに渡り、1年の語学留学後、ワーキングホリデー制度を利用して現地のセレクトショップで働いた。今年秋に帰国したばかりで、アイシャドーは韓国で今秋流行しているゴールドだ。

井上茉莉那さん。福岡県出身。ソウルから帰国後上京し、韓国人がよく来る青山のショップで働き始めたばかり(井上茉莉那さんインスタグラムより)

「韓国人の女の子は、男ウケを狙うんです。日本人は女の子同士でかわいいって言われたい。でも、韓国の女子たちは、異性目線のメイクやファッション」

韓国人になるメイクのコツは、「チークが薄いこと。トレンドは、オレンジと黄色を混ぜたミカンメイク」(茉莉那さん)。「アイライン大事、眉毛大事、白い肌、赤いリップが大事」(貴子さん)。「ファンデーションは、日本はマットなイメージだけど、韓国はつやとハリ」(栞さん)。

 

また、韓国っぽいファッションについては、こう説く。

「タイトなシルエット。日本人は体型を隠すけど、韓国は自分が頑張って痩せて、細くないと着ることができない服」(栞さん)、「ワンピースだったら、ちょっと肩が出ていたり、お尻のラインが見えていたり、透けていたり。いやらしくない、色っぽさ、女性らしさ」(貴子さん)

「韓国っぽいメイクやファッションをSNSにアップすると、『いいね!』をたくさんいただいて。特にハッシュタグを韓国語で入れると、フォロワーさんがぐっと増えるんです」と栞さん。高校生から、「コスメ何使っていますか」「髪はどうやって巻いていますか」と、質問のコメントがつくという。

インスタ映えする韓国っぽいメイクや韓国語のハッシュタグは、『いいね!』が増える飛び道具。小さな承認要求をコツコツと満たしていくうちに、3人は雑誌の読者モデルに選ばれ、韓国人になりたい後輩女子が憧れるインフエンサーになった。いわば、デジタルネイティブ世代の寵児なのだ。