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中朝開戦に現実味!習近平が「対北侵攻作戦」を実施する日

その時は刻一刻と迫っている
近藤 大介 プロフィール

(10月の第19回共産党大会で選出された)中国の新たな指導グループ(新たな習近平政権)は、能力も動力も決意もある。極左的な(北朝鮮との)絆意識や、脈を調整して北朝鮮の核危機を解決しようとする老人政治のようなことは、もはや受け入れないのだ。

中国が北朝鮮の核危機を解決する最大の動力は、世界に向けて中国が責任を果たす大国だと示すことにある。中国が北朝鮮の核問題を利用して、地域の大国から世界の大国の仲間入りを果たそうということでは決してない。

中国が最近、北朝鮮に対して行った一連のアクションは、まさに中国がこれまでのように北朝鮮に牽制され、愚弄されて動くという受動的な立場からの転身を表明したものだ。今後、中国は主動的に動き、北朝鮮に圧力を加え、積極的で責任を果たす大国の立場に立って行動していく。中国は堂々たる大国として、近辺の小国である北朝鮮の核危機を解決していく。

いま中国に欠乏しているのは、能力、実力、動力、決心のいずれでもなく、ただ意志のみなのだ。

北朝鮮の核危機を解決するため、中米両国は共に、両国の何代かのリーダーたちが犯した轍を踏んではならない。北朝鮮の核問題の解決に欠乏しているのが意志だということは、金ファミリーが、われわれの意志の欠如を唯一の頼みとして、中米両大国の狭間で刀を弄び、両大国のリーダーを愚弄、嘲弄、蔑視している時代を変えるということに他ならないのである 〉

中国が開戦に踏み切る「5条件」

思えば、「建国の父」毛沢東は、1949年に建国して全権を掌握した翌年、朝鮮戦争に参戦した。

「改革開放の総設計師」鄧小平は、1978年の三中全会で全権を掌握した翌年、ベトナム紛争に打って出た。

いままた第19回共産党大会で全権を掌握したに等しい習近平が来年、新たな朝鮮戦争に参戦することは、十分考えられるのである。

実際、今年に入って習近平主席は再三、人民解放軍部隊を視察し、「わが軍には戦争中と戦争準備中の2つの状態しかない」と発破をかけている。

前出の中国の外交関係者は、次のように述べた。

「仮に中国が近未来に、どこかの国・地域と一戦まみえるとしたら、敵となるのは次の5条件を満たしている国・地域だ。

①中国の近隣諸国である
②アメリカが敵の加勢をしない
③中国が戦って勝てる敵である
④戦争の大義名分が立つ
⑤中国人民が敵を嫌悪している」

現在、この5条件を満たしているのは、北朝鮮しかない。

2018年は、米朝開戦が危ぶまれるが、同時に中朝開戦にも留意していかねばならない。

北朝鮮を巡る米中ロの3大国の動きについて、大胆に予測しています。どうぞご高覧ください!