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そうだったのか!「紅白歌合戦」のつくり方

ギャラは…?入場券の入手法は…?

なんであんな歌手が出てるの!?なんだかんだ言っても、日本人は誰もが68年続く『紅白』に特別な想いを持っている。知れば大晦日の夜が楽しくなる、国民的お祭り番組のつくり方をお伝えする。

脱しがらみと世代交代

いよいよ年末の風物詩であるNHKの『紅白歌合戦』が近づいてきた。11月16日には出場歌手が発表。だが、早くも「目玉がない」と巷で話題になっている。

それは安室奈美恵とサザンオールスターズの桑田佳祐の名前が出場者リストになかったことが大きい。記者会見でNHKの担当者は二人については「粘り強く交渉を続けている」と話している。

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なぜこの二人にこだわるのか。そこには大きな狙いがあるからだ。

「東京五輪の前年である'19年末の第70回までに、昨年から4年かけて新しい紅白を作り上げようとしているんです。今年はまだその計画の過程にあります。

変革のキーワードは『脱しがらみ』と『世代交代』です。すぐには無理ですが、癒着やマンネリを生む芸能界独特のしがらみを少しずつでも薄くしていく。そして、視聴率40%前後が維持できている現在のうちに、視聴者層を拡大していきたいんです。

シニア層に確実に楽しんでもらいながら、同時に20~30代の新規の視聴者を獲得していきたい。そのためにも安室さんと桑田さんが必要なんです」(NHK番組制作関係者)

 

確かに、安室が歌ったNHKのリオ五輪放送テーマソング「Hero」や、桑田の朝ドラ『ひよっこ』の主題歌「若い広場」は若者からシニアまで耳馴染みのある曲だ。

だが、現状は厳しい。

「来年9月での引退を発表している安室さんは生放送でトークのある番組を敬遠しています。引退はあくまで来年9月のコンサートですから、その前に紅白でセレモニー的な演出を行われることに抵抗があるんです。

一方で、紅組司会は『ひよっこ』の主演・有村架純なので、桑田さんのほうがまだ可能性があります」(前出・NHK関係者)

そもそも出場歌手の選考や交渉はどうやって行われているのだろうか。