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生命科学 ライフ

大人たちが絶対知らない「赤ちゃんのふしぎな能力」

足し算引き算もわかっている!?

自分の赤ちゃん時代の記憶

「自分のことは自分が一番よく知っている」――はたして、これは本当なのか?

我々は、自分自身の経験の記憶(エピソード記憶)について誰よりもよく知っていると思っている。少なくとも、見たり聞いたり匂ったり触ったり、主観的に感じ考えたことは、誰よりも自分自身がよく知っている(と思っている)はずだ。

高校生のとき自分の将来について寝ないで考えたこと。小学生のとき田んぼで泥まみれになって遊んだこと。保育園が嫌で脱走して家まで一人で歩いて帰ったこと。

半世紀近くたった今でも、ふとしたきっかけで「自分の歴史」は(脚色されてはいるかもしれないが)鮮明に思い出すことができる(と自分では思っている)。

 

ところが、自分の赤ちゃん時代の出来事に関しては、さっぱり思い出すことができない。

前世のことや胎内でのことを小さな子どもが憶えているという話を聞くが、空想好きな子どもの特徴かもしれないし、周りの大人の会話を横で聞いていて面白がって話しているのかもしれない。

そもそも、この手の話は科学的に検証することが難しいオカルトのような話が多い。

いまだに赤ちゃんには不思議なことが多いが、本当のところ、どのような能力を持っているのだろうか。

赤ちゃんの科学的研究

赤ちゃんの笑顔には、我々大人が日々思い悩んでいる辛いこと悲しいこと全てを吹き飛ばし、夢中にさせてくれる力がある。太古の時代から大人の心を魅了し続けてきたに違いない。

一方で、赤ちゃんをとりまく養育環境は目まぐるしく変化している。インターネットやスマートフォンの普及等、大人の生活環境の変化は赤ちゃんの養育環境の変化でもある。

加速度的に変化する養育環境は発達過程にどんな影響を与えるのか?「良い子育て」と「悪い子育て」の違いは?

マスコミやエセ科学者があまり根拠のない意見を発信している中、人類の未来を担う赤ちゃんを「科学的に」研究することは非常に大切である。

赤ちゃんの能力は、我々大人を癒やしてくれるだけではない。

新生・ブルーバックス誕生!