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ゴルフ 週刊現代

大丈夫か松山英樹!?パパになったらパターが入らなくなった 

スランプか、それとも…

あの松山が、素人でもカップインさせられそうなショートパットを外してしまう場面が多くなっている。世界トップレベルで戦い、ミリ単位でゴルフを追求する松山だからこその苦悩がそこにある――。

スランプなのにトランプと

松山英樹(25歳)が悩み苦しんでいる。

10月末に出場した今季のPGAツアー2戦目「HSBCチャンピオンズ」では、4日間のうち一日もアンダーパーで回れなかった。結果は首位と18打差の4オーバー、50位と低迷。

初日には3mのイーグルチャンスを3パットするなど、とにかくパットが入らない。大会2日目の終了後には、こんな言葉を口にした。

「目指すところがないくらいに悪い」

3日目はホールアウトすると、あろうことかパターを投げてしまった(左写真)。昨年、同じ大会で2位に7打差をつけて優勝した圧倒的な強さは見る影もなかった。

8月、海外メジャーの最終戦となる全米プロ選手権。最終日に一時首位に立ちながら、後半に崩れて5位に終わった。これで念願のメジャー制覇が見えたかと思えたが、この大会以降、松山は精彩を欠いているのだ。

そんなスランプのなかで、トランプ米大統領のご指名により、安倍晋三首相と3人でラウンドした。松山はリオ五輪では衛生環境や治安を理由に国の代表を辞したが、なぜ今回は「接待ゴルフ」を引き受けたのか。

2月にローリー・マキロイがトランプとラウンドして、欧米メディアに叩かれたことも思い出される。マキロイは、今年は1勝もできなかった。

ラウンド中、トランプは、松山のパットがかなり距離を残していても、「もう打たなくていいよ」と言って、ボールを拾いOKを連発していったという。

 

そんなルーズなゴルフに巻き込まれ、ナイーブな状況にある松山のパットがさらにおかしくならないといいがと、誰もが心配してしまう。

松山の恩師である東北福祉大学ゴルフ部監督・阿部靖彦氏はこう明かす。

「打診があって本人も最初は『どうしたらいいんだろう』と迷いがあったようです。

私は相談を受け、『こういう名誉なことは一生に一度だろうし、今後の人生においても、なにかためになることがある』という話をしました。

スケジュール的にも問題なかったので、『自分のためにもなる』と考えて参加することになりました。終わった後、本人も『楽しかった』と言っていましたよ」

とはいえ、パットの悩みは深刻だ。

今夏以降、松山が50cm、80cmといった短いパットを外す場面が目につくようになってきた。

8月下旬の大会「ザ・ノーザントラスト」では、大会初日にパターを5本もコースに持ち込み、スタートするまでどれを使用するか決めかねるほどに松山は迷っていた。

周囲からすれば、調子が良かった大会のときのパターを使えばいいと思いがちだが、繊細なタッチが求められるパッティングはそう単純ではない。

「パットの不振の原因について、本人も違和感があることはわかっても、何が違うのかは『なんとなく』としかわからないそうです。

明確なパッティングの理論はあるのでしょうが、解決法が見つからないのでしょう。彼は『いろいろ変えているけれど、どうやっても入らない』とこぼしていましたね」(米ツアー関係者)