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小池百合子 総選挙

小池百合子の代表辞任を振り付けした「元記者夫婦」の狙いと正体

総選挙の祭りのあとに残ったものは…
一時は安倍首相率いる与党を窮地に追い込むかと思われた希望の党。そして、その希望との連携を模索し、次の首相への道が開けるかと思われた石破茂氏。蓋を開けてみれば、希望と民進の自滅で安倍自民が大勝した。宴のあとに残ったものは、いったい何だったのか。11月20日(月)発売の週刊現代が、希望の党内と石破氏の周辺でうごめく、不穏な空気を伝えている。

「彼らを使って『外』から操る気か」

「小池百合子知事が希望の党代表を辞任する決断をしました」

11月14日、両院議員総会での発表を前に、希望の主要議員に伝えて回ったのが、小池氏の最側近といわれる同党事務局職員の尾崎良樹氏だ。

だが――。

「小池さんがやめるのは当然だと思っていたけど、尾崎氏に伝えられたのがなんだか癪なんですよ」

と不満げに語るのは希望の幹部議員だ。

 

「小池辞任の振り付けを考えたのは尾崎氏と、妻で知事特別秘書の宮地美陽子さんですね。

小池さんは、最側近の尾崎氏を党の金庫番に据えて政党交付金を管理させ、党外から実質支配する目論みなのです。あの夫婦と小池さんは一心同体ですから」

尾崎氏は産経、宮地氏は読売の記者出身だ。この元記者カップルは、希望の政策協定書の草案にもかかわり、候補者調整にも深く関与している。

「尾崎さんは、『最初の70人(の選挙区)は私がはめました』と自信満々でしたけど、強気一辺倒で、議員にまったく譲歩しようとしなかった。

大敗の責任は尾崎さんにもありますよ。それなのに、小池さんが外から尾崎さんを操るつもりだとしたら、先行きは暗い」(別の希望議員)

大手紙政治部デスクが言う。

「民進系議員がどっと入ってくるなか、どこまで尾崎氏が影響力を保持し続けられるかは見物です。

今回の選挙で没収される供託金は約4億円。立候補者にすべてを押しつけることはできないので、誰がどう補塡するか、尾崎氏の実力が問われる」

金欠では、金庫番どころではないかもしれない。

菅も二階も知らんぷり、石破茂の窮地

凋落を印象づける宴だった。

11月13日、都内で開かれた石破茂代議士のパーティには、2000人もの支援者が集まったものの、外遊中の安倍首相はともかく、菅官房長官も二階幹事長も姿を見せることはなかったのだ。

目玉の挨拶は、竹下亘総務会長。ところが、この竹下氏の挨拶に、会場がどよめいた。

何年干されてもやるぞという熱気を、(石破派の)20人に私はまだ感じておりません」

その瞬間、石破の目は笑っていなかった。

「総裁の目がないと公然と言われたのと同じ。もともと石破さんは竹下さんの経世会(額賀派)から離脱したという恨みがあるとはいえ、大人げない嫌味だ」(石破派議員)