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不正・事件・犯罪 韓国

韓国発・女児の「遺体の一部」を友人にプレゼントした17歳少女

SNS「残虐創作コミュニティ」に参加

なぜ人を殺してはいけないのか

神奈川県座間市で9人もの男女が殺害された事件が世間を騒がせている。容疑者の男がなぜ9人もの男女の命を奪ったのか、なぜ損壊した遺体を室内に放置していたのか、実に不可解な事件と言わざるを得ない。

はっきりと断言できるのは容疑者が明確な殺意を持って犯行に及んだこと、犯行の過程でSNSとスマートフォンが巧みに用いられていたということである。そのどちらかがなかったら、容疑者が9人もの被害者を誘い出して殺害することは不可能だっただろう。犯行の動機については今も分からぬままである。

今も昔も大量殺人事件は発生しているが、かつてのように怨恨・痴情・金銭、あるいは社会に理不尽な不満を抱いた末の通り魔といった「分かりやすい事件」よりも、原因や動機自体が不可解な事件が増えているような印象を受ける。

いわゆる神戸の「少年A」の事件や、相模原の障害者殺傷事件でもそうであるが、犯人の「心の闇」自体が犯行の原因であるという「難解な事件」が増えているような気がするのである。いつの間にか、「なぜ犯人が人を殺したのか」という疑問に悩み、そして「なぜ人を殺してはいけないのか」という犯人からの問いかけに悩むという、難儀な時代になってしまったのかも知れない。

実は、今年の春、韓国でもこうした「難儀な時代」の到来を告げるような事件が起きていた。日本で発生した「難解な事件」と同様、犯人の心の闇とインターネットが深く絡み合った事件である。ここでは、今年3月に発生した「仁川延寿区東春洞小学生殺人事件」の概要を見渡してみたい。

 

小2女児が殺害される

事件の発生は今年の3月29日。仁川広域市延寿区に住む小学校2年生の児童・Aちゃん(女子・8歳)が失踪したことが事の発端だった。この日は水曜日。韓国では3月に新学年が始まるので、Aちゃんは2年生に進級して、やっと1ヵ月がたったばかりだった。この日の授業は午前中に終わり、Aちゃんは自宅近くの小学校から12時すぎに帰宅するはずだった。

ところが、下校時間が過ぎてもAちゃんは帰宅せず、心配したAちゃんの母親は自宅近くを探し始める。自宅近くの公園のベンチの上にAちゃんのカバンが放置されているのが発見されたものの、Aちゃんの行方は分からないままだった。人見知りの強かったAちゃんが見知らぬ人に付いて行く可能性は低く、拉致や誘拐の可能性が疑われた。4時ごろ、母親は警察に通報。まもなく警察と付近住民による大々的な捜索が開始された。さらに周辺の聞き込みと監視カメラの映像の解析が行われ、Aちゃんの足取りが明らかになった。

事件の現場となった公園(写真:著者提供)

Aちゃんの同級生らから得られた証言によると、Aちゃんは12時過ぎに自宅に向かったが、下校途中に公園で中年女性から携帯電話を借りようとし、そのままその女性に連れ去れたことが明らかになった。この中年女性とAちゃんは以前から面識があるように見えたという。

さらに周辺に設置された監視カメラの映像解析の結果、Aちゃんは黒い服を着て旅行用の大型キャリーバッグを引いた中年女性に連れ去られ、女性とともに自宅近くのマンションのエレベーターに乗り、13階で降りたことが判明した。すぐさまこのマンションに対する捜索が行われ、その結果、マンションの屋上の上水道タンク室の上から、ビニールに包まれたAちゃんの切断遺体が発見された。

遺体の発見現場でもあり、Aちゃんの自宅のある仁川広域市延寿区東春洞はアパート団地が立ち並ぶ新興開発地区。どう考えても凶悪な犯罪など起こりようもない、閑静な住宅街である。それだけに白昼突如発生したこの児童殺害事件は付近住民を恐怖に陥れた。直ちに警察の捜査が開始され、その結果、驚天動地の事実が明らかになった。