選挙 政局 週刊現代

「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方

マスコミ嫌いの本人が重い口を開いた 
週刊現代 プロフィール

「見る人は見ている」

本人に「無所属で、政治活動の内容も見えづらいが」と問うと、毅然としてこう答えるのだ。

「無所属であるということは、政策でも政治姿勢でも、いっさい人に気兼ねをしなくて済みます。だから、国民の立場でいろいろものを言うし、ものを考える。

私は共謀罪採決でも反対票を投じた。節目節目で、キャリアのある政治家がどういう動きをするかというのは、見る人は見ています」

 

――党に入らないのは?

「私はいっさい自民党に近づかないけど、だからといって野党ともべったりしない。

国民目線で、安倍氏のやっていることは許せないといったとき、行動を起こせる人がベテラン国会議員のなかにいないといけない。

私は小沢一郎にも向かっていったし、権力を笠に着て政治を混乱させるような事態には、抵抗していく」

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――安倍政治をどう思うか?

「消費増税を延期するための解散なんて、国政選挙では絶対やっちゃいけない。中長期的なビジョンをまったく示していない。自民党も単なるテクニックで選挙に勝っているだけ。運営の仕方もとても民主的ではない」

――安倍長期政権のなかで、何をやっていく?

「安倍政権は、数はとったけど、政策では行き詰まるのでないか。安保体制も、憲法9条3項の云々という話ではなく、憲法全体を話していかないといけない」

――異論を言えない雰囲気もあるようだが。

「だんだん自分の考えを言わない習慣が、自民党のベテラン議員でも身についてしまっている。無所属で、感性を研ぎ澄ませていかないと」

安倍の大勝、そして泡と消えた野党再編のなか、無所属で孤塁を守る中村。こんな代議士が一人くらいいてもいい。

(文中敬称略)

「週刊現代」2017年11月11日号より