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安倍政権 選挙

安倍政権の運命を分ける「261議席」自民党が超えられなければ…

いきなり立ち往生もありうる

終盤情勢、私の結論

さすがに「自公3分の2超へ」(『産経新聞』10月17日付朝刊)までは伸びないと思う。衆院選投開票を明日に控え、手元にあるマスコミ各社の終盤情勢調査結果を精査した上での結論である。

一時、自民党単独で300議席に届くかもしれないとの予測もあったが、筆者の相場観で言えば、『日本経済新聞』終盤情勢調査(10月17~18日実施)にある自民党予想獲得議席の中心値262がリアリティのある数値ではないか。

 

NHKが期日前投票の出口調査と各支局の調査などを勘案して判定した数値も手元にあるが、それによると小選挙区212、比例64の総数276と記されている。

いずれの調査でも自民、公明の両党を合わせて衆院3分の2の310議席にはギリギリ届かない、かつ安倍晋三長期政権が「驕る平家久しからず」にならないための丁度良い数値でもある。

『朝日新聞』序盤情勢調査の自民党286、希望の党56、立憲民主党41、公明党9、共産党15、日本維新の会12が、その後、連日実施している期日前投票出口調査や判定会議などから「自民減少気味」、「希望下降」、「立憲上昇」傾向にあるというので、上述した『日経』とNHK調査に近いものになっている。

こうした各社情勢調査に加えて自民党本部がこれまでに行った4回(9月2~6日、同23~26日、10月6~9日、同14~15日実施)の独自調査の結果を踏まえて、筆者なりの自民党予想獲得議席を弾き出してみた。

小選挙区は204~214議席、比例60~62議席で総数264~276議席である。自民党単独で絶対安定多数の261議席に達する可能性がかなり高い。

ただし前回参院選では接戦になった選挙区を相当落としており、今回も東京、愛知、新潟、大阪各選挙区など急追する立憲民主や大接戦を演じる維新に競り負けるようなことになれば、獲得議席の中心値が260を下回ることもあり得る。

そうした事態になれば、32+3-1の公明党とのトータルは絶対安定多数をクリアするが、前評判にあった300議席超には遥かに届かない。この明暗が、実は総選挙後の政権・国会運営に途端に影響を及ぼすのだ。

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