政治政策

超単純化した「政策比較図」を基に、各党の議席を予測してみた

総選挙目前!やっぱり自公はそうなる?
髙橋 洋一 プロフィール

やっぱり自公で過半数維持……?

そこで、先ほどあげた各メディアの、比例区での獲得議席率を見てみよう。

週刊文春とニコニコは、各党の比例区での獲得議席率にそれほど差がないが、結果として、自民と希望の議席数には大きな差がついている。週刊文春のほうが、自民に厳しめに差を付けているようだ。

ニコニコでは、後で述べるような筆者の試算と大差ない。筆者の方法は、大雑把にいえば、2乗の法則を基にしているが、各党でみれば2条の法則への補正が必要であるので、それを加味した方法で予測している。

それらを考慮すれば、現時点では、

自民260、公明35、維新25、希望80、共産25、立憲15

程度であるのではないかと思われる(それぞれ5単位にしている)。

 

なお、筆者は、過去にも「青木率」から自民の獲得議席を推計している。たとえば、2017年7月31日の記事<安倍政権は本当に危機的なのか、「あの法則」を使って検証してみた 過去のデータではほぼ的中。今回は‥?>http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52435)などだ。直近の9月のNHK世論調査で青木率をみれば82であるが、それでは260議席程度しかとれないことになる。この分析からも、自民は260議席前後ではないかと予測できる。

自公政権で過半数は維持するレベルだが、それでも自民は30程度減らすだろう。民進の消滅で90程度の議席がなくなるが、自民と民進の減少分120程度は、希望80、立憲15、維新と無所属で15、定数減10と分けられるだろう。

これまでのところ、小池旋風は一時吹き荒れて、民進党が飛ばされ、自民もその煽りを受けたが、踏みとどまっている状態だ。ただし、自民圧勝とはいえないので、選挙後に連立の枠組みなどを含めてゴタゴタする可能性なしとはいえない。

もっとも、憲法改正については、大分見通しがはっきりした。改憲勢力は、自民、維新、希望であるので、衆院3分の2は超えるだろう。参議院では、自民126、維新11、希望6の計143なので、まだ参院3分の2の162に足りない。参院で民進49のどれだけが希望に移るのか、公明24の協力があるのか。そのあたりがカギとなってくるだろう。

いずれにしても、まだ公示前の段階であり、これからが選挙本番だ。まだまだ波乱要因はあると思うが、22日投開票で笑うのは誰だろうか。