政治政策

超単純化した「政策比較図」を基に、各党の議席を予測してみた

総選挙目前!やっぱり自公はそうなる?
髙橋 洋一 プロフィール

各メディアの予測を見てみると…

夕刊フジ9/15では、<「10月衆院選」議席予測で自公300超、小池新党が第3党浮上の衝撃 民進支持率はジリ貧>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170915/soc1709150008-n1.html)と、自民273、公明34、維新18、小池新党35、共産党24と予測している。まだ民進党があったので72としているが、この時点で前原新代表の下で9月1日からスタートした民進党がなくなるとは誰も予測できなかっただろう。

その後の夕刊フジ(9/30発売分)では、<自民過半数割れも 小池新党が大躍進、「解党」民進との合流ウラに小沢氏の存在>http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170930/soc1709300007-n1.html)と、自民230、公明33、維新14、希望の党148、共産党27という予測で、小池旋風が吹き荒れるだろうという予測だ。このまま小池氏が国政に転身すれば、希望の党が過半数をとって政権交代もありえるという雰囲気だった。

 

その後、小池都知事としては当然のことであるが、憲法や安保法制で意見の合わない人を「排除する」と発言したり、小池都知事が国政転出しないと明言したりで、小池旋風はややおさまった。

もっとも、10/5発売の週刊文春では「自民74減 希望101 全選挙区289完全予測」(http://shukan.bunshun.jp/articles/-/8660)として、自民214、公明34、維新27、希望101、共産22、立憲28と予測している。

一方、ニコニコが10/5に発表したものは「自民党が単独過半数、自公政権継続の勢い」(http://originalnews.nico/51283)であり、自民266、公明34、維新26、希望77、共産21、立憲17との予測だ。

さて、冒頭に述べたようなプロセスによって、比例先で投票する政党を決めれば、比例区での各党の得票率が出てくる。比例区は、基本的にはその投票率で各党の獲得議席が決まる。

一方、小選挙区は別に一人を選ぶ。それぞれの小選挙区事情で、投票した比例先政党の候補者がいない場合もあるので、事情は複雑である。例えば、民進議員90人は、希望51人、立憲14人、無所属25人と分かれた。自力ありの人は無所属、自力なし、意見ころころ変幻自在の人は希望、自力なしで変化に対応できず硬直的な人は立憲から出るのだろう。こうした個人経歴を参考にして、投票するのもありだ。

しかし全体としてみれば、比例先の投票率によって、おおよその小選挙区での各党の議席数は予測できる。

もちろん、比例区の得票率の数字がそのまま小選挙区に反映するわけでない。小選挙区は一人しか当選しないので、比例区の得票率の累乗で小選挙区の獲得議席が決まる。海外では「3乗の法則」がよく言われており、政党の獲得する議席数は、その党の得票率の3乗に比例するという法則が知られている。ただし、日本では最近のデータでみると、「2乗の法則」がだいたい当てはまっているようだ。