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MLB大胆予想〜今季の優勝はドジャースだと思う

ダルビッシュはここを期待されている

2017年のMLBシーズンも大詰め――。いよいよプレーオフが始まり、世界一に向けてのラストスパートが始まった。今季も多くの強豪がしのぎを削る中で、世界の頂点に立つのはどのチームか。両リーグの優勝候補をピックアップし、ワールドシリーズに進むチームを予想してみたい。

注/以下、選手の成績はすべてレギュラーシーズンのもの

ナ・リーグ:名門復活か?

本命 ロサンゼルス・ドジャース(104勝58敗 ナ・リーグ西地区優勝)

今季メジャー最高勝率を可能にした層の厚さに敬意を表し、ここではドジャースを本命に据えたい。ナ・リーグには強力なライバルが存在しないこともあり、29年ぶりのリーグ制覇は射程圏内。もっとも、8月26日から9月11日にかけて1勝16敗と低迷するなど、連勝と連敗を繰り返す波の大きさは懸念材料だ。

(デーブ・ロバーツ監督の采配もドジャースには重要になる Photo By Gemini Keez)

ポイントとなるのは、今季も大黒柱クレイトン・カーショウ(18勝4敗、防御率2.31)以外の投手陣がどれだけ頑張れるか。

昨季もプレーオフではカーショウが孤軍奮闘したが、オーバーペースがたたってナ・リーグ優勝決定シリーズではガス欠。

その轍を踏まないように、リッチ・ヒル(12勝8敗、防御率3.32)、ダルビッシュ有(10勝12敗、防御率3.86)、アレックス・ウッド(16勝3敗、防御率2.72)といった先発陣の働きに注目が集まる。

トレード期限にダルビッシュを獲得したのは端的に言ってこの1カ月のためであり、その成果が期待される。守護神ケンリー・ジャンセン(41セーブ、防御率1.32)に繋ぐまでの中継ぎには不安があるだけに、ブルペンに入る前田健太(13勝6敗、防御率4.22)の活躍の場もあるはずだ。

また、コーリー・シーガー(打率.295、22本塁打、77打点)、ジャスティン・ターナー(打率.322、21本、71打点)、コディ・ベリンジャー(打率.267、39本、97打点)を中心とする打線も得点をあげて投手陣を援護できるかどうか。

シーズン中に8勝11敗と苦しんだダイヤモンドバックスと対戦する地区シリーズが鍵になる。ワイルドカード戦の勝利で勢いに乗る地区ライバルを倒せれば、“今年のドジャースは違う”という雰囲気が出てくるはず。その流れに乗って、名門が久々にワールドシリーズの舞台に戻ることは十分に可能に思える。

穴 アリゾナ・ダイヤモンドバックス(93勝69敗 ナ・リーグ・ワイルドカード) 

ダイヤモンドバックスとは対戦したくなかった”。絶対に公言はしないが、多くのドジャース関係者は心底ではそう思っているのではないか。

(ワイルドカード戦で先制弾を放った主砲ゴールドシュミットの打棒にも注目だ Photo By Gemini Keez)

シーズン最後の26勝12敗と好調で、その期間の勝率はナ・リーグ1位。ドジャースとの直接対決でも最後の6戦では全勝だった。

エースのザック・グレインキーは今季も17勝7敗、防御率3.20と安定し、左腕ロビー・レイ(15勝5敗、防御率2.89)もドジャース相手には31回2/3で53奪三振と相性が良い。

この左右のエースをワイルドカード戦につぎ込まざるを得なかったのは誤算だったが、3番手以降もザック・ゴッドリー(8勝9敗、防御率3.37)、タイフアン・ウォーカー(9勝9敗、防御率3.49)、パトリック・コービン(14勝13敗、防御率4.03)と好素材が残っている。

ポール・ゴールドシュミット(打率.297、36本塁打、120打点)、J.D.マルティネス(打率.302、29本塁打、65打点)、ジェイク・ラム(打率.248、30本塁打、105打点)といった中軸打線の破壊力は、17安打で11得点を奪ったロッキーズとのワイルドカード戦でも誇示した通りだ。

上り調子のダイヤモンドバックスは誰にとっても怖い存在。地区シリーズでドジャースを倒せば、そのまま一気に駆け上がり、2017年のシンデレラチームになっても不思議はない。