Photo by Getty Images
小池百合子 希望の党

小池が勝っても負けても、「安倍政権の危機」がやってくる可能性

自民党の「ある調査情報」が伝えること

「独裁者の最後とも言うべき決壊の時」

易断によると、小池百合子希望の党代表(東京都知事)の卦は今、「(カイ)」卦の六爻(上六)であると、易経(運勢)に通暁する某経済人が教えてくれた。

この「夬」とは、法を明らかにして罪人を決断する意である。

そして「澤天夬」の上六には「无号。終有凶」(号ぶ无かれ。終に凶有らん)とある。「号」は叫ぶということで、「无かれ」は「なかれ」と読む。

易経六十四卦の解説によれば、<「泣き叫んで救いを求めても無駄で、結局は凶」で、独裁者の最後とでもいうべき決壊の時です。突然の解雇の憂き目に遭うかも。もはや手の施しようがありません。あなたの考え方、進み方に大きな欠陥があります。よく反省し、方針の転換をしましょう>と説明されている。

要は、今回の小池氏の「希望の党結成→代表就任→衆院選不出馬→反安倍表明」の決断は間違っている、然るに同氏の野心は叶わないと、件の経済人は言っているのだ。

焦点は「自民単独過半数割れ」後の後継に

この卦が当たるかどうかは別にして、衆院過半数を目指して233人以上の候補者を擁立したとしても、希望の党の獲得議席は取り沙汰されているほどの数字、具体的には自民党が単独過半数割れとなる150議席超に届かないという見方が少なくない。

事実、筆者が過日会食した某主要省庁トップは、自民党は現有287議席をかなり減らすことになるが、連立のパートナーである公明党と合わせれば「280議席超」に達する可能性が高いと語っていた。

 

小池パワーに陰りが見え始めた、小池氏の出馬・不出馬と関係なく「排除の論理」があまりにも不興である、希望の党の主要政策に具体性がない、などを理由に挙げた。

一方、全く真逆の見方をする向きも多い。実は、先の某省トップと会食したその日の午後、「自民党の情勢調査」とされるものが、永田町と霞が関の一部に流出した。そこには<自民47都道府県、世論調査の結果「自民党単独で200割れの可能性。がんステージでいえば3A~Bに近くなり、官邸が「安倍退陣協議――後継は石破への流れ要警戒」と急報>と記述されていた。

この「自民党情勢調査」なるものの信憑性は別にして、自民党の大幅議席減は不可避であり、同党が単独過半数をクリアできるかどうかが最大の焦点だとの見方が支配的になってきた。