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ポンコツ議員の寄せ集め…小池新党のどこにも「希望」が見えない

これでは信念なきガラクタの集団だ

信念なき「烏合の衆」

総選挙の構図が固まった。希望の党は第一次公認候補を発表するとともに、小池百合子代表(東京都知事)はあらためて不出馬を表明した。一方、枝野幸男・民進党代表代行は新党を立ち上げた。この展開をどうみるか。

先週のコラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53047)で「希望の党は中身がカラッポ、これぞ政界お笑い劇場」と書いたら、思いがけなく、Facebookの「いいね!」が1.5万に達する好評価をいただいた。多くの読者の共感を得られたのは幸いだ。

政党に理念や政策の一致が必要なのは当然である。だが、その前に民進や自由から希望に駆け込んだ前議員や元議員たちは、そもそも自分の信念があるのか。彼らは、ついこの間まで憲法改正反対、安保法制反対を声高に叫んでいた。

それが議員バッジ欲しさに自分の信念も理念も政策もかなぐり捨てて、消費税も含めて重要政策が正反対の希望になだれ込んだ。政治家として論外である。彼らは今回の解散・総選挙を「大義なき解散」などと批判したが、彼らこそ日本の政治を担う大義がない。

 

彼らを選別した希望の側もホンネが見え始めた。小池百合子代表(東京都知事)は繰り返し、安全保障法制の堅持と憲法観の一致が参加の条件と説明してきたのに、土壇場になって安全保障法制についてハードルを下げてしまった。

参加議員に誓わせた「踏み絵」の政策協定書にいわく「安全保障法制は憲法にのっとり適切に運用する。そのうえで不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する」と表現を和らげ、妥協した。これはできるだけ大勢、来てほしいからだ。

ポンコツでもガラクタでもいい、とにかく数を揃えるのが先決だと判断したのだろう。結党のときからこんな調子だと、いずれまた何を言い出すか分からない。希望の党はカラッポに加えて、信念なきガラクタの集まりになってきた。

「改革」とは名ばかり

そもそも小池氏が掲げている「カイカク、リセット、しがらみ政治からの脱却」の中身がいい加減である。それは先週書いたが、追記しておこう。彼女が唱えた「東京大改革」の目玉の1つは「自律改革」だった。それはいま、どうなったか。

実績は「自律改革事例集」として、5月30日に開かれた都政改革本部会議で公表されている(http://www.toseikaikaku.metro.tokyo.jp/kaigi09/jiritsukaikaku/03_jireishuu.pdf)。175ページもある文書だが、これを読むと自律改革がどんなものかよく分かる。