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発達障害の息子を育てた、漫画家母の奮闘記

【第一回】生まれる前から自己主張

はじめまして、漫画家の「かなしろにゃんこ。」です。雑誌や本にイラストを提供したり、漫画の単行本を書き下ろしたりする仕事をしています。1998年に当時27歳だった私は、息子・リュウ太を出産しました。 リュウ太にADHDと軽い広汎性発達障害(現在は「自閉スペクトラム症」)があるとわかったのは、息子が小学4年生のときでした。

注意欠陥(うっかり)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(我慢できない)が息子の特徴。困ることも多々ありましたが、それでもリュウ太は現在19歳、本人の強い強い希望で自動車整備士になるための学校に通っています。

 

この連載では、リュウ太が生まれたばかりの頃から現在まで、どう育ってきたのかを母親目線で書いていきます。我家の子育てエピソードから、発達障害についてちょっとでも興味を持っていただけたら嬉しいな、と思います!

(かなしろにゃんこ。さんの最新作『うちの子はADHD 反抗期で超たいへん!』もぜひチェックしてみてください)

(C)「かなしろにゃんこ。のマンガ絵日記」学研プラス

反抗期の少年みたいな赤ちゃん

リュウ太が生まれた当時、私は少女マンガ誌で仕事をしてました。
「子どもが生まれてもスヤスヤ眠る赤ちゃんの横で仕事をバリバリするぞー!」
と考えてましたが、甘い甘い……。

CMで目にする、笑顔の絶えない赤ちゃん。
長い時間大人しく眠ってくれる赤ちゃん。

そんな赤ちゃんを育てるのが憧れだったのに。

「赤ちゃんが喋らなくても、お母さんは赤ちゃんにいっぱい話しかけて明るくしましょう!」

育児書にこう書いてあったので、「うんうん!そうしよう! たくさんお話しするいい子に成長してくれるよねっ!」なーんて、希望にあふれて乳飲み子の息子をあやしながら話しかけていたのですが、

(C)LITALICO発達ナビ

「この赤ちゃん、なかなか笑わないなあ……」

と思ってました。