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腸閉塞と大腸ガンを患って余命宣告…それでも健康体だと思ってる

第20回ゲスト:安部譲二さん(前編)

大人の遊びを知り尽くした伝説の編集者・島地勝彦が、ゲストとともに“男の遊び”について語り合う「遊戯三昧」。今回は、40代半ばでヤクザの世界から足を洗い、作家として「第2の人生」を送ってこられた安部譲二さんをお迎えし、波乱万丈な男の生き様を語っていただいた――。

 

この日のために用意したスペシャルシガー

島地: おい、日野! 人間ってやつはつくづく面白いよなあ。

日野: どうしたんですか、突然。自分は毎日のようにシマジさんを見ていて、「こんなにオモシロオカシク生きられる人もいるんだなあ」と、つくづく思ってますけど。

島地: むぅ、どうも言葉にトゲがある気もするが、それはいいとして、今回のゲストはすごいぞ。このシマジが、人間のおもしろさをつくづくもつくづく、腹がよじれるくらいの笑いと、「これはかなわん」という畏敬の念とともに痛感した安部譲二さんだ。いや~、お久しぶりですね~。

安部: しばらく会わないうちに、こっちは80歳になっちゃったよ。

島地: 80歳のひと区切りを祝すのと、久しぶりに会えたことに感謝する意味も込めて、今日のために特別な葉巻を入手してきました。

安部: へぇぇぇぇぇ、島地さんほどの葉巻通がちょっと興奮気味ということは、相当な上ものなんでしょうね。ん? 「50」って書いてあるよ。

島地: コイーバ50周年記念の限定品です。こういう葉巻に余計な言葉は無粋の極み。どうぞ試してみてください。

安部: ……ふぅぅぅぅ……うめぇなあ、島地さん。これはうまいよ……。

日野: その「ふぅぅぅぅ、うめぇなあ」がすべてをもの語ってる気がします。他にどれだけの言葉を並べても、その葉巻を表現できないんじゃないでしょうか。

安部: そうかもなあ。しかし、こんなもんが手に入る時代なんだなあ。

島地: いや、これは相当なレアもので、2本手に入れるのでさえけっこう大変だったんですよ。あらゆる人脈とささやかな財力を駆使して、安部さんのためにがんばりました。

安部: そうですか、ありがとう。生きててよかったと、改めて思うな。