パワポを使ったプレゼン、これだけはやってはいけない

良いプレゼン、良いデザインの極意とは

資料作成は、掃除のようなものなんです

新入社員なわけでもないし、いまさらプレゼン資料くらい簡単に作れる。

そう思っている人も少なくないかもしれません。でも、その資料であなたの伝えたいことが、相手に正しく理解されているでしょうか?

ちょっとした工夫でプレゼン資料が劇的に改善するコツを、『一生使える見やすい資料のデザイン入門』の著者である森重湧太さんに教えてもらいます。

「資料作成」は「掃除」のようなものなんです。揃っているか、いないかというのが、1つの判断基準です。

たとえば、掃除をしたあとに、ホチキスを使いたいと思ってもどこにしまったのかわからなくなってしまう。それは下手な掃除です。文房具入れを用意しておけば、すぐ見つかるはず。同じ種類の皿は重ねておく、本はジャンルごとに分類して本棚に並べる、など「整理」をしておけば、必要なときに取り出しやすい。

資料の場合は、「モノ」が「情報」になります。きちんと分類して、適切な場所に配置していないと、関連性が見いだせない。そこで重要なのが、色やフォントの使い方です。

たとえば、友達からテスト前に授業のノートを見せてもらうとしましょう。1つのノートは赤ペンを使って書かれたもの。もう1つはたくさんの色が使われているもの。

まずは、赤ペンが使われている場合です。そのノートが黒と赤で書かれていれば、赤字の部分が重要な箇所だとわかりますよね。ただここで注意したいのは、「大事な部分は赤色」とは限らないということです。

会社の資料のテンプレがピンク色だとしましょう。その上に赤で書いても目立たないので、意味がありません。

それでは、たくさん色を使って書かれたノートです。この場合、ノートを貸してもらった人は、青の部分がテストに出そうなところなのか、緑のほうが重要なのかわかりません。最初のルール設定ができていないからです。

また、私たちが資料作成において陥りがちなのが、1枚のスライドに情報を詰め込みすぎてしまうこと。「たくさん文字を書かなくてはいけないんだ」という固定観念に囚われてしまいがちですが、「伝わる資料」は文字を読ませません。

そのため、デザインは大切です。センスがないと視覚で伝える資料は作れないと思う人もいるかもしれませんが、一定のルールを守れば誰でも簡単に作れます。

文字や写真の位置関係など、見せ方を工夫するだけで「伝わりやすさ」はぐっと変わるのです。

そんなプレゼン資料作りの「基礎の基礎」について、9月28日の「METiER (メティエ)」ではお話したいと思います。

クーリエ・ジャポンでは『METiER 「世界と戦う」ための12の授業』を開講します! 第1回目(9月28日)のテーマは、森重さんが登壇する「プレゼン力:デザイン編」です(参加費5000円、会員は2000円引き)。

「パワーポイントで資料を作っても何かピンとこない…」「どうしたら見栄えのするスライドをつくれるのかわからない…」。そんな悩みを抱えているビジネスパーソンに、書体、行間、色の使い方から図形の配置まで、すぐに役立つ“デザインのコツ”を教えていただきます。

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