写真:著者提供
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ザリガニ、ホタルイカ、カミツキガメ…自分で獲って食うと美味い!

好奇心と行動力さえあれば誰でもできる
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小学校のクラスメートに、勉強なんかよりもカブトムシやカエルを捕まえることに集中力を発揮するタイプの男の子はいなかっただろうか。やたらとセミ捕りやザリガニ釣りがうまいやつ。夏休みの宿題は自由研究(標本作りやアリの観察など)だけ張り切っちゃうようなやつだ。まさに私がそうで、放課後になると野原や川で泥だらけになって遊んでいるような子供だった。

そんなどこのクラスにも一人か二人はいる生き物好きだった私だが、中学校、高校へと進学していくと、次第に興味の対象から「ドジョッコだのフナッコだの」なんていう選択肢は消えていった。これはほとんどの男子に当てはまる成長過程だろう。しかし、大人になってから再び、捕まえる喜びに目覚めてしまったのだ。

 

その一番の理由は、「捕まえる」という行為のあとに、「食べる」という展開が加わったことである。子供の頃と違って台所を自由に使えることもあり、この「捕まえて、食べる」という原始的な悦びの魅力にハマったのだ。食べられるものを捕まえたい、捕まえたものを食べてみたい。小学生レベルの好奇心と、大人だからこその行動力によって、これまでに捕まえて食べてきたものの一部を紹介したい。

近場ではじめる、捕まえて食べる生活

私が狙うターゲットは、誰でも気軽に挑戦でき、お金もそれほどかからないものが基本である。まずは一番最近チャレンジしたターゲットから紹介しよう。誰でも一度は捕まえたことのある、あのアメリカザリガニである。日本では食べるイメージのない生き物だが、意外と海外では珍重されているという話は昔から知っていたのだが、身近過ぎて食べようという気にならなかった存在だ。

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そんな灯台下暗しのザリガニだったが、田んぼ脇の用水路で捕まえて、しっかりと泥抜きをして茹でて食べてみたところ、カニに近い味でうまかった。いくら捕まえても釣りの餌にするくらいしか利用方法がなかったザリガニが、人間用の食材へと評価が大きく替わったのだ。

殻を剥いたら食べるところがほとんどないような小さなサイズも、逆転の発想で殻ごと食べればボリュームたっぷりだ。昔から知っている幼なじみに再開して、別の一面を見たような体験だった。もっと早くに知りたかった発見である。

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身近な食材といえば、食べられる野草というのも案外多い。ヨモギやノビルなどはその代表だが、私がよく食べるのはスベリヒユという草だ。日本全土に生えている多肉植物で、名前は知らなくても、写真を見れば「ああ、これか」と思う人も多いだろう。

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雑草扱いされることの多い植物だが、山形や沖縄、さらにはトルコやギリシャなどでよく食べられており、最近ではω-3脂肪酸を多量に含む植物としても注目されているとか。

その味には、酸味、渋み、青臭さがあり、その辺で売っている野菜よりもだいぶ癖はあるが、だからこそ食べる意味がある。茹でて芥子醤油で食べたり、胡麻油のようにナムルにするとうまい。モロヘイヤのような粘りがあり、なにか一品足りない時に嬉しい食材だ。

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