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安倍政権 国際・外交

安倍首相の秘策は「習近平主席の年内訪日」か

「首相動静」にない極秘会合が示すこと
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キーマンが「行方不明」に

この10日間余、筆者はどっぷりと「連想ゲーム」に浸っていた――。

安倍晋三首相の最側近である今井尚哉首相秘書官(政務担当)の「行方不明」に関して、筆者が推測を重ねていく過程を「連想ゲーム」と名付けたのである。

事の発端は、安倍首相のインド訪問であった。同首相は9月13日午前10時18分、政府専用機でインド西部の主要都市アーメダバードに向けて羽田空港を発った。ところが、同日午後1時頃、「今井さんが総理に同行していないようです」と連絡があった。

インドのムンバイ~アーメダバード間の高速鉄道(「インド版新幹線」)の起工式出席、日印原子力協定の発効を受けて日本の原発技術輸出に向けた官民合同会議の設置合意など重要案件が目白押しの上に、経済界トップを帯同したインド訪問に経済産業省OBで首相の事実上の首席秘書官が同行しないことは考えられなかった。

 

筆者の頭を過ったのは、今井秘書官の”前科”であった。2015年10月の安倍首相のモンゴル・中央アジア歴訪に同行した今井氏は、モンゴルの首都ウランバートルにひとり残り、同地で北朝鮮労働党幹部と極秘接触した。

また、直近では今年1月12~17日の安倍首相のオーストラリア・東南アジア歴訪の際も、首相一行から離れて単身シドニーから成田空港経由でワシントンを訪れた。同16日にホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナー上級顧問と会い(佐々江賢一郎駐米大使同席)、2月9日からの首相訪米に向けて水面下での調整を行っていたのだ。

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