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成年後見人 認知症

91歳のおばあちゃんが突然失踪、そして財産消滅…何が起こった?

後見人制度の深い闇

何も告げずに消えた「91歳の友人」

「仲良くしていた91歳の身寄りのないおばあちゃんが、今年初めに突然、いなくなりました。何度、アパートを訪ねてもドアが閉まっていて応答がないのです。おばあちゃんは携帯電話も持っていません。体調を崩して、病院に緊急入院でもしたのかと、とても心配でした」

東京都内に住む佐伯和子さん(60代・仮名)は、こう語り始めた。

 

佐伯さんが「おばあちゃん」と呼ぶのは、近くに住んでいた高齢女性だ。近所のよしみで親しくなり、女性が生活の拠点にしてたアパートにもたびたび足を運ぶようになっていた。

だが、そんな友人が、突如として消息を絶ってしまったのだ。

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一体、何が起こったというのか。佐伯さんの話の続きを聞こう。

「そんなとき、ふと思い出したのが、おばあちゃんの言葉。以前、『体調が悪いときは区役所に相談するけど、結局、何もしてくれないのよ』とこぼしていたことがありました。それで、ひょっとしたら区役所なら居場所を知っているのではないかと問い合わせてみたんです。

すると、『その方には成年後見人がつきました』と言われました」