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生理不順と思ったら、子宮頸がんだった…このエッセイ漫画が泣ける

『さよならしきゅう』の読み方

岡田有希、33歳、漫画家。夫も人気作を週刊連載している漫画家、子ども(2歳)アリ。生理不順で訪れた産婦人科で診断された病名は子宮頸がんだった……! かつてなく明るい闘病エッセイコミック『さよならしきゅう』発売にあたり、岡田さんの夫・ゆーじさんに闘病当時の話をうかがった。

突然の妻の病気発覚。仕事は?覚悟は?

『さよならしきゅう』を発表するにあたり、どのような感想をもたれましたか?岡田さんは最初からマンガにする気だったようですが、夫として、ご家族としての抵抗はありませんでしたか?

「プライベートを漫画にすることは、いまだに抵抗はありますが、妻が手術を受けるときこの体験を漫画にすると前向きになっていたので自分にできるサポートが唯一これだと思い受け入れました」

岡田さんの入院の際、人気連載を抱えていながら休みを取ると決めた決め手は?

「実際、次の原稿もあったので長い期間は休めませんでした。当時は震災のあとで、休もうと思ったのはその影響もあったと思います。被災地でのサイン会などもお誘いいただいていたのでですが、今は身近な人に寄り添うときだなと思い休みを申し出ました」

家族としての不安と漫画家脳

岡田さんに対する心配や家族との向き合い方を考えたりしたりしつつ、一方で手術で切除した内臓を撮影したり、ゆーじさんの漫画家としての好奇心は常に働いていたのでしょうか。

 

「妻が闘病エッセイを描くといったので、病院の外観や病室など資料になるものはなんでも写真に撮らなきゃと思っていました。手術後のリカバリー室の写真を撮れなかったのは今でも心残りです」

手術後も再発レベルが中ということで、岡田さんの同室の患者さんたちからは比較的良好という意見だったようですが、それでも退院後や現在までの岡田さんの不安が漫画からは見受けられました。ご家族としてはどのような時間を過ごしてきたのでしょうか。

「正直今も妻がいなくなることが想像できません。そもそも自分の仕事でいっぱいいっぱいだったし、普段から妻の両親にも娘の事などお世話になることが多く、妻の病気を聞いてもたった1週間しか仕事を休んでいない。自分が何か役に立ったとはまったく思っていませんが、娘と2人で過ごした時間や仕事との向き合い方など勉強になることが多かったです」

改めてですが、『さよならしきゅう』を読んだ感想を教えてください。

「正直、まだちゃんと読めていません。ゲラがあると手にとろうと思うのですが。プライベートな事なので、まだ少し抵抗があるのと、漫画になると自分の目が厳しくなってしまうかもとか、当時の事を思い出したりとか、色々な想いがあります」

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