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ライフ アメリカ 英語

耐えがたい状況に直面したときに使える「3段階」の英語表現

「Oh my God!」だけじゃない

チェイン・レターを受け取って思わず一言

今年の一月一日から僕はPeanutsの日めくりカレンダーを使っている。使い初めの頃は分厚くデスクの端に斜めに立っていたのだが、いまでは分厚さはもうまったくない。今年はあと9、10、11、12と、月数にして四ヵ月しかない。一年はすでに三分の二が過ぎ去った。

 

チャーリー・ブラウンの台詞としてもっとも知られているのは、Oh, good grief.だろう。この台詞が今年は五月十一日になってようやく、コマのなかに登場した。

ある日のこと、チャ-リー・ブラウンはチェイン・レターを受け取る。この手紙を六枚コピーして六人の人たちに送らないとあなたは不幸に見舞われる、とそのチェイン・レターには書いてある。Oh, good grief.と言いながら、チャーリー・ブラウンは同文の手紙を六通、書く。

Oh, good grief.は文脈によって微妙に意味合いが変わる。チェイン・レターを受け取ったときのOh, good grief.は、靴の裏にチューインガムがついていることに気づいたときの気持ちとおなじなのだそうだ。

七月三十一日のコマにもGood grief.の台詞が登場する。野球の試合にまた負けて、暗い部屋にひとり閉じこもっていたチャーリー・ブラウンが、自分にはスヌーピーに食事をあたえる責任があることに気づく。気づいたそのときの気持ちが、Good grief.なのだ。

Good grief.に次ぐ彼の台詞に、I can’t stand it.というのがある。これも文脈によっていろんなふうに意味合いを変化させる。だから日本語にはしないほうがいいと僕は思う。日本語にするとおなじその言葉をあらゆる文脈に当てはめてしまう。文脈ごとぜんたいを理解するためにも、日本語にはしないほうがいい。

今年は七月二十八日の四コマ目に、この台詞が登場した。自分が監督として率いる野球チームが負けてばかりいるので、チャーリー・ブラウンはひとり暗い部屋に閉じこもる。そこへライナスが試合の結果を報告しに来る。今日は勝ったよ、とライナスは言う。それに対するチャーリー・ブラウンの反応が、I can’t stand it.だ。