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千眼美子こと清水富美加は、「幸福の科学」の新たな神となるのか

すでに「広告塔」以上の存在感

有望若手女優の「出家」

今年の2月、女優の清水富美加が、新宗教の教団の1つ、幸福の科学に「出家」したとして大きな話題になった。

清水の存在が広く知られるようになったのは、NHKの朝の連続テレビ小説『まれ』に出演したからである。その後、バラエティー番組にも主演し、その個性的なキャラクターが注目されていた。

ただ、ふだん朝ドラを見ていない視聴者にとっては、清水富美加という名前を聞いても、ピンと来なかっただろう。芸能人のなかにも、彼女のことは「知らなかった」と発言していた人たちがいた。

有名女優が出家したというよりも、これから注目を集めるであろう有望な若手女優が、突然、宗教の道に走った。2月の騒動は、そのように解釈すべきであろう。

 

では、幸福の科学に出家した清水富美加は、その後どうなったのだろうか。

まず、これは出家したときにすでに起こったことだが、彼女は「千眼美子」という法名を授かっている。法名は戒名と同じものだが、本来は出家して僧侶となった人間に与えられる名前である。

では、彼女が僧侶になったかと言えば、そうではない。幸福の科学は、在家の信者だけで構成される在家教団であり、そもそも僧侶は存在しない。

幸福の科学には、千眼美子以外にも、神武桜子といった法名で活動している信者もいる。ただ、そうした例は女性に限られるようで、男性にはいないように見受けられる。

フォロワー数33万人

ここからは、千眼美子として書いていくことにするが、千眼美子は法名でツイッターのアカウントもとっていて、最近では発信する数も増えている。彼女の近況を知りたければ、これをフォローすればいい。フォロワーは33万人を超えている。

幸福の科学の公式アカウントのフォロワーが3300をわずかに超えただけなので、千眼美子の方が100倍も多い(8月20日現在)。

千眼美子は、出家騒ぎの最中に、『全部、言っちゃうね。本名・清水富美加、今日、出家しまする。』という告白本を幸福の科学出版から刊行した。あまりの手際の良さが世間を驚かせたが、その後、幸福の科学の総裁である大川隆法との対談本、『公開対談 千眼美子のいまとこれから。出家2カ月目、「霊的生活」を語る』を、やはり幸福の科学出版から6月に刊行している。

幸福の科学は、大川にさまざまな人物の守護霊が降りて、霊言を語る「守護霊インタビュー」を売り物にしているが、出家騒動が起こる直前には、その1つとして『女優・清水富美加の可能性』という本が出ていた。

守護霊インタビューは、公開で行われるもので、教団の職員が聞き手になる。それがそのまま本になっているわけで、こうした本はすでに2200冊以上刊行されている。