Photo by iStock
不正・事件・犯罪 ライフ 中国

痴漢同好会に人身売買…中国チャット「暗黒コミュ」のヤバい実態

欲望マル出し過ぎて怖い

現在、世界の企業時価総額ランキングのトップ10のうち8社はアップル以下の名だたる米国企業、残る2社は中国のIT業界をリードするアリババ(約3919億ドル、2017年7月末現在)とテンセント(約3816億ドル、同)で、両者は抜きつ抜かれつの関係である。

このテンセントを支えるのが、チャットソフトの「QQ」と「微信(ウィー・チャット)」、また電子決済機能の「微信支付(ウィーチャット・ペイ)」だ。

月間アクティブ・ユーザー数が8.61 億人のQQと9.38億人の微信は、同じ会社のサービスとはいえ開発グループが異なり、事実上はライバル関係にある。

微信はLINEやWhatsAppに似た使用感で、全体的にスタイリッシュでスマートな感じ。いっぽうでQQはゴテゴテとしたデコレーション機能が多く、全体的にローカルな「中国っぽさ」を漂わせる。だが、それゆえにカスタマイズを通じて自分の個性を反映させることができるためか、いわゆる中国版のマイルドヤンキー層や学生から特にウケている。

加えてQQの特徴は、「QQ群」と呼ばれる見ず知らずのユーザーが大量に繋がれるコミュニティサービスだ。

学校のクラスや趣味の同好会などの仲間のつながりなどに活用されているが、QQ群の管理人の承認を受ければクローズドで情報をやりとりできることから、よからぬ目的で使われる例も少なくない。

本記事ではそのヤバすぎる事例を見ていくこととしよう。

痴漢同好会「いいね族」の卑劣な日常

今年になり中国メディアを騒がせているのが、痴漢が集まる様々なQQ群である。7月18日に江蘇省の地方紙ウェブ版『淮海網』が報じたところでは、代表的な痴漢コミュ「公交地鉄交流群(バス地下鉄交流コミュ」」は2015年6月に結成されたとのこと(現在はコミュ削除)。

管理人に9.8元(約162円)のウェブマネーを支払って加入する有料コミュながら、メンバーは1000人を超えていた(現在はコミュ削除)。

 

コミュ内では、広大な中国全土にあまねく散らばる1000人の変質者たちが、北は旧満洲から南は海南島までバスや地下鉄の車内でおこなった卑劣な痴漢行為の画像や映像・詳細な体験談などを投稿。

会話件数は1日あたり1000件におよび、お互いに情報をシェアして「頂」(中国のネット用語で「いいね」の意味)と賞賛し合っていた。

こうした彼らは、卑劣かつ歪んだ欲望を持つ同好の士を「頂族(いいね族)」「頂友(いいね友)」などと呼び、外部からはよくわからない仲間意識を育んでいた模様である。

掲示板型SNSに投稿された、北京地下鉄内でよからぬものをさらけだす「いいね族」の姿。現地報道より

ニュースサイト『鳳凰資訊』は今年5月31日付けの記事において、「日本のAVが中国でも流行しているからこういうことが起こるのだ」と一言多い解説をはさみつつも、こうしたコミュ内の会話のスクリーンショットを大量に暴露して世間の注意をうながしている。