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アメリカ トランプ

夏休みにホワイトハウスの権力をほぼ掌握した「3将軍」の評価と実力

さて、日本は渡り合えるのか…

「指揮系統」に従うべし

ホワイトハウス(WH)は現在、劣化した上下水道管交換など改装工事中のうえに主であるドナルド・トランプ米大統領が8月4日から17日間の「ワーキングバケーション」入りして不在のため幹部スタッフも夏季休暇を取っている者が多い。

そうした中、WH内での権力闘争に終止符が打たれそうな様相である。7月28日に大統領首席補佐官に就任したジョン・”ゼネラル”・ケリー前国土安全保障長官(退役海兵隊大将)が相次いで幹部級人事異動を強行し、WH内権力を掌握しつつあるのだ。

ジョン・フランシス・ケリー首席補佐官に就任したジョン・フランシス・ケリー氏(Photo by Getty Images)

就任初日、ドナルド・トランプ大統領がその僅か10日前に指名したアンソニー・スカラムチ広報部長を電撃解任、WHのスタッフに対して軍人として最も重んじる「指揮系統」への忠誠を印象付けた。

大統領との面会に関して先ず首席補佐官の許可を得ることを全スタッフに義務付けた。これには娘婿のジャレッド・クシュナー大統領上級顧問、スティーブン・バノン大統領首席戦略官も例外ではないと通達、さらに両氏には上級スタッフ・ミーティングへの出席も義務付けられた。と同時に、毎朝の同ミーティングの開始時間が午前8時50分から8時に早められたのだ。

 

要は、スタッフに”軍人らしい”統制と規律を求め、ホワイトハウスに秩序を取り戻す試みである。また同ミーティング出席者の発言・提言が建設的ではない場合は会合を直ちに打ち切るなど、事前準備も求められるようになった。

当然と言えば当然のことである。だが、大統領補佐官でもある長女のイバンカ・トランプ氏はどうやら唯一の例外のようで、それはそれでご愛敬であろう。