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オリンピック ライフ 週刊現代

あの美人女子レスラーたちはいまどこで何をしているのか

釜飯屋、漬物屋…それぞれの人生

その活躍と美貌に日本中が熱狂した、美女アスリートたち。たぐいまれな身体能力と美しさの二物を天から与えられた彼女たちは、競技の第一線から退いたあと、どんな人生を送っているのか。その足跡を追う特別企画、第三弾。

プロレスファンの夫と結婚

全日本女子プロレス(全女)でジャッキー佐藤とタッグ「ビューティ・ペア」を組んでいたマキ上田(58歳)。

リングの外では『かけめぐる青春』でレコードデビューを果たし、お茶の間の注目を浴びた彼女だが、現在は夫と東京・浅草の釜飯屋を切り盛りしているという。本人が語る。

「主人は浅草寺近くで50年続く釜飯屋『田毎』の二代目。仕込みは主人がやって、私は洗い物や注文取りをしています。22時に営業が終わってからは溜まった家事を片付ける。バタバタした日々を過ごしています」

 

マキ上田は'76年ジャッキーとWWWA世界タッグ王座を獲得。むさ苦しい客席に少女たちが詰めかける「ビューティーフィーバー」を巻き起こしたが、長くは続かなかった。

'79年、「敗者引退」という過酷なルールで相方のジャッキーとシングルマッチを敢行し、敗北。

19歳で引退した上田は、女優や歌手を10年ほど続けた。その後、地元の鳥取でスナックを経営し、生計を立てていたという。

「鳥取市の実家に戻ったのは、母が亡くなったことがきっかけでした。私は3人姉妹で、残された二人の妹のため、店をひとつ持っていれば不自由させることもないだろうと思ってお金を出した。彼女たちが頑張ってくれた甲斐あって、店舗を拡大した時期もありました。

それでも田舎での経営に限界を感じて、東京に戻ってきて浅草で友人のスナックを手伝うようになったんです。そこにやってきたのが、プロレスファンだった主人でした。

『マキ上田がスナックで働いてる』と聞きつけ、通い詰めてくれたんです。ほどなく付き合うようになり、私が旦那の家に転がり込むような形で、48歳で嫁入りすることになりました」

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芸能界からは距離を置いていた上田だったが、テレビで嫁ぎ先の釜飯屋が取り上げられた反響が大きく、往年のファンが集まり、瞬く間に人気店になったという。

「でも、近所の人はまさかこの店に『ビューティ・ペアのマキ上田が嫁いでる』なんて思わなかったでしょうね。もちろんお客さんのリクエストがあれば、すぐに女将からマキ上田に変身しますので、ぜひいらっしゃってください(笑)」