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今話題の「ベターッと開脚」がはらむ危険性

毎日1分「正しく」歩けばそれでOK
新保 泰秀 プロフィール

ふくらはぎのポンプ機能が働き、脚のむくみや冷え、肩こりと決別

「正しく歩くためには、足首を伸ばす、曲げる、という連続した動きを繰り返すことが大切です。当然の動きのように思うかもしれませんが、特に後ろ脚の足首を伸ばす、という動作をせずに歩いている人が珍しくありません。

足首を伸ばしたり曲げたりして足首をきちんと使うということは、ふくらはぎの筋肉をしっかり使わなければできません。ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれるように、収縮⇔弛緩を繰り返すことで血液を送り出すポンプのような働きをするので、脚の血液を心臓へ戻し、全身の血流もよくなります。

たくさん歩くと脚がむくむと言う人がいますが、足首を正しく使った歩き方をしていれば、脚に血液が滞りにくくなるため、むくみは減るはずです。

 

全身の血流がよくなれば、こわばっていた肩や首の筋肉が温まってほぐれ、肩こりや首のこりが解消、足や手などからだの末端にまで血液が流れやすくなるので、手足の冷えも和らぎます」

腸腰筋や鼠径部が刺激されて、便秘やむくみが改善

「正しい歩き方では、一歩踏み出したときに後ろ脚のつけ根をしっかり伸ばします。腰から鼠径部、ひざにかけて一直線になるようなイメージです。

そのとき、骨盤から下腹あたりに位置する腸腰筋を使うことになるのですが、この動きが実は便秘解消にとても役立ちます。というのも、腸腰筋のそばにある腸が刺激を受けるので、正しく歩くだけで“腸もみ”ができるからです。

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また、脚のつけ根を伸ばして歩くということは、鼠径部にあるリンパ節までも刺激することになるので、リンパマッサージを受けているようなもの。リンパの詰まりがなくなり、脚のむくみもなくなります」