森インベストに運営が移行して1年、超リッチの新名門「イーグルポイントGC」の進化
リアルリッチ、ニューリッチと会員制

 '04年、成功した若手経営者らが「自宅の庭にゴルフ場があるような感覚で使える、すべてに最高レベルのゴルフ場を持ちたい」と資金を出し合って買収したのがこの超高級ゴルフ場だ。'09年4月に運営が森インベストへと移行して1年、今、どんなゴルフ場になっているのか?

池越えの16番ショート。4つのショートホールは東西南北すべて違う方角、つまり違う風向きに打っていくように設計されている 〔PHOTO〕小檜山 毅彦

年会費100万円。メンバーは100人限定。若手有名起業家が多数

 都心から車で1時間弱、茨城県の圏央道牛久阿見ICそばにイーグルポイントゴルフクラブはある。旧常陸台ゴルフ倶楽部から買収されたのは'04年9月。フルキャストの平野岳史氏や光通信の重田康光氏、GMOインターネットの熊谷正寿氏、レックス・ホールディングスの西山知義氏などが1億円単位のポケットマネーを出し合い、高級志向のプライベートゴルフクラブを作り上げてしまった。会員権ではなく、最高額3030万円で株主会員を募集(うち入会金は630万円)、年会費がなんと100万円、そして会員数はわずか100人。「リニューアルオープン時にはヘリで渋滞した」「土日も10組程度に門戸を狭くしている」など、ゴルファーの間ではいくつも「超高級伝説」が囁かれた。ちなみに『セオリー別冊ゴルフ場のグランプリ。』('09年6月刊)では、サマンサタバサ創業者の寺田和正氏、サイバード創業者の堀主知ロバート氏が、日本のベスト3コースとして指名するなど、若手経営者たちの新名門として独特のブランドを築いてきた。

 '09年4月、そのイーグルポイントGCの運営を委託されたのが森インベストである。元々、'08年9月時点で3.9%の株を保有していたが、株を譲り受け現在22.5%を保有し筆頭株主となった。

「財務体質をより健全にして、株主にとっての資産価値をあげていこうということで運営を委託されたのです。だからといって、いたずらに来場者を増やすなど儲け重視の方向はとらず、高級プライベートクラブとしてのイーグルポイントのブランド力を生かし、長く愛されるクラブを目指しています」

 こう語るのは、森インベストのゴルフ事業統括責任者でイーグルポイントゴルフクラブの社長に就任した飯島敏郎氏だ。森インベストは、オークビレッヂGC(千葉)、裾野CC(静岡)、かさまフォレストGC(茨城)、サニーフィールドGC(茨城)と4コースのゴルフ事業で確かな実績を積んでいる。

 そのイーグルポイントGCを訪ねた。

 まず、敷地の入り口には門番がいて、予約者名簿の名前を確認してからおもむろにゲートが開く。エントランスに車を横付けすると、高級ホテルのドアマンを思わせるポーターがバッグを降ろしてくれる。さらには放し飼いの白、黒2頭のラブラドール・レトリバーが行儀良くお出迎え。クラブハウスに入ると、メンバー専用のラウンジがあり、レストランとの仕切りは、大きなワインセラーになっている。セラーにはメンバーがキープする超高級ワインがずらりと並ぶ。ドリンクメニューにはドンペリのロゼからロマネコンティまで、普通のゴルフ場ではお目にかかれないリストも。

 ロビーにかかるメンバープレートは他の名門と比べても圧倒的に少ないわずか100人だ。だが有名人比率は高い。ソフトバンクの孫正義氏、楽天の三木谷浩史氏などの経営者、超大物芸能人の名がずらっと並び、アドバイザリープロとして片山晋呉の名前もある。訪れた日は、谷原秀人プロや石田純一氏がラウンドを楽しんでいて、高級プライベートゴルフ場の雰囲気は健在だった。

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