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ビットコインはついに崩壊するのか?「Xデー」8月1日に起きること

世界経済を考えるヒントになる

バブル相場から一転「クラッシュ」

最近、仮想通貨が”弱気相場”に入ったとの見方が増えている。これまで破竹の勢いで上昇してきた仮想通貨が、少しずつ転換点に差し掛かっているようだ。

仮想通貨の代表格であるビットコインは、6月中旬に1BTC=3000ドル台まで上昇した。その後は軟調に推移し、7月12日には2200ドル台まで下落した。6月下旬にはイーサリアムがフラッシュ・クラッシュ(急落)するなど、不安定な動きが増えている。

 

ビットコインの場合、”8月1日”への懸念が相場を圧迫しているようだ。この日、一部の仮想通貨の取引業者は、独自の情報処理のルールをビットコインに適用する方針を示している。これにより、ブロックチェーンが分岐することへの懸念が高まっている。それを理由に、仮想通貨取引のポジション(持ち高)を手仕舞おうとする投資(投機)家が増えつつあるようだ。

「管理者不在」が内紛の原因に

これまで、ビットコインの取引の容易さ、決済にかかる時間の短縮など”スケーラビリティ”の問題を解決しようとする議論が、ITの専門家や取引業者の間で交わされてきた。問題は、ビットコインは政府や中央銀行に管理されていないため、どの規格に統一するか意見がまとまっていないことだ。いうなれば、内紛状態だ。

意見の対立が続く中で、8月1日、新しい取引の仕組み(情報処理のルール)が一部に導入されることになる。この結果、約10分ごとに付け加えられてきたブロックチェーンは分岐(フォーク)すると考えられる。新しい情報処理のルールに則った取引が増加し、旧来のルールに基づく取引が減少するなど、様々な影響が考えられる。

今後もスケーラビリティの問題を解決するために、取引業者らは新しい、様々なルールを導入し、シェアを確保しようとするだろう。それに伴い、仮想通貨の市場参加者は人気のある取引ルールに従う動機を持つことになるだろう。