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ご存知ですか?「めまい」はこんなに恐ろしい

天井がグルグル回って見えたら危険

たかがめまい、されどめまい。フラッと来ただけと思っていても、重大な病気が隠されている可能性もある。そのとき、どうすればいいのか。

「めまい」にもいろいろある

めまいの症状としては、視界がグルグル回る回転性と、身体がフワフワ、フラフラする感覚に陥る浮動性、失神や立ちくらみを伴う3タイプがある。めまいの原因も「耳」と「脳」、それ以外の3つに分かれる。

回転性のめまいの場合、多くは耳の異常が原因だとされている。耳は音を聞く働きのほかに、身体のバランスを保つ働きもある。内耳や三半規管に異常があることで、めまいが生じるのだ。

 

川越耳科学クリニック院長の坂田英明氏が語る。

「耳からくるめまいとしては、1つは『良性発作性頭位めまい』です。三半規管の中に、耳石というカルシウムの塊が入り込んでしまうことで起こります。これは放っておいても治ります。頭を動かしたりすると起きるのですが、数十秒で治まる。

2つめが『メニエール病』。これは突然めまいが起きて、数時間続きます。しばらくすると、台風一過のように、なんともなくなってしまう。

内耳にはリンパ液が入っていますが、血流障害が起きるとリンパ液の循環も悪くなり、むくむのです。これを内リンパ水腫と言います。

そのむくみが三半規管で強く出れば回転性のめまいになりますし、耳鳴り、難聴にもなる。すべてがセットで発症するとメニエール病と呼ばれます」

そして3つめが「前庭神経炎」によるめまいだ。

「これはヘルペスウイルスが関係しています。実はこのウイルスには成人の多くが感染していますが、自律神経の乱れなどによって免疫力が低下すると、ヘルペスウイルスが活性化し、めまいを引き起こすのです」(坂田氏)