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選挙 週刊現代

都議選勝利の平慶翔が怒りの告発「私は下村博文氏を刑事告訴します」

なぜ私が悪者にされねばならないのか

加計学園からヤミ献金をもらっていたと報じられた下村博文元文科相が、逆ギレともいえる形で「流出元」と名指ししたのがこの元秘書。ところがその証拠は、下村側によって偽造された疑惑がある。

先の都議選で当選した、平慶翔議員が真相を明かす。

「上申書」は捏造された

こんな嘘をつくのか、これほど酷い国会議員だったのか――。下村博文代議士が私に対してとった行動を知ったとき、あまりにも悲しかった。

<こう語るのは、東京都議選で「都民ファーストの会」から出馬し、初当選した平慶翔氏(29歳)である。サッカー日本代表の長友佑都選手と結婚した、女優・平愛梨の弟だ。>

私は2016年8月まで、3年半秘書として下村事務所に勤務していました。下村代議士を政治の師、政治の世界における父親として仰ぎ見ていた時期もありました。

今となっては忘れたい過去でしかありませんが、貴重な一票を投じてくださった有権者の皆様、協力してくれた家族や友人たちのことを考えると、このまま黙っているわけにはいきません。

<平氏は、都議選では板橋選挙区から出馬。同じ下村事務所の元秘書の自民党候補2人と対決する構図になり、注目を集めた。選挙戦終盤の6月29日、下村代議士が自民党本部で会見した。加計学園から200万円のヤミ献金を受けていたとの疑惑を否定するためのものだ。そこで下村氏は、名前こそ出さなかったが、平氏が内部文書を持ち出し、報道につながったと主張した。>

 

ひと言でいえば、あの記者会見はまったくの出鱈目。私が書いたと言い張る「上申書」なる書類はいっさい身に覚えがない。明らかな捏造です。

最初に、『週刊文春』や『文藝春秋』が報じた加計学園による「200万円のヤミ献金」について話さねばなりません。

代議士はあたかも私が下村事務所の内部資料を持ち出し、記事を書かせたかのように集まった記者の方に話しました。

たしかに最初に報じた月刊誌『文藝春秋』からは、加計学園との関係、資料についての確認、問い合わせはありました。しかし、私が内部資料を流出させたという事実は断じてありません。

にもかかわらず、下村代議士は妄想し、記者会見で報道陣に「上申書」と題された文書を配布しました。

それは、私が事務所宛に出した詫び状かのような書面です。ここには、あたかも私が事務所の公金を使い込んだり、事務所のパソコンを隠し持ったりしていたかのように書かれています。

会見でも下村代議士は「パソコンを隠し持っていたことが重要。そこにあるデータを流出させたのではないか」と強調していました。

さらにご丁寧にも、私が私設秘書から公設秘書になった際('14年1月)の退職届の写しまで配布し、署名部分の筆跡が似ているだろう、といわんばかりでした。しかし、上申書の署名については私の筆跡ではない。権威ある鑑定機関に鑑定してもらったので明らかです。

この「ニセ上申書」を巡っては、私が「都民ファーストの会」公認で都議選に立候補すると決まった今年の春先あたりから、妙な動きがありました。

身に覚えのない女性スキャンダルを流されたりする一方で、私が事務所の金をネコババして詫びている「上申書」が出回っている、という噂が耳に入ってきました。恥ずかしながら、私は上申書という書類の意味すら知りませんでしたが。

4月に入ると、『週刊ポスト』の記者が取材にやって来て、初めてその「上申書」なるもののコピーを見せられたのです。「詐取した」という表現は残してあるけど、金額はマスキングされてわからない。記者に聞くと、30万円なのだそうです。

記者は、「上申書」が下村事務所から流出したものだとは言いませんでしたが、書類の存在自体は下村事務所側も認めているという。私がそんなものを書いたわけはなく、「これは偽造ですよ」と反論しましたが、結局、真偽がわからないような記事が掲載されてしまいました。