野球

ヤンキースの新星は、イチロー以来のMVP&新人王同時受賞なるか

~2017MLBの個人賞を予想する

2017年のMLBシーズンもまもなく前半戦を終了——。7月11日にはマイアミのマーリンズパークでオールスターゲームが行われる。多くのサプライズチーム、ニュースターが現れた上半期の中で、最も輝いたメジャーリーガーは誰だったのか。今回は前半戦の両リーグMVP、サイ・ヤング賞、新人王を独自に制定し、同時に後半戦の行方も占っていきたい。

ALは本命1人 NLは混戦模様 ~MVP~

ア・リーグ アーロン・ジャッジ(ヤンキース/.331、29本塁打、65打点)
ナ・リーグ ポール・ゴールドシュミット(ダイアモンドバックス/.314、19本塁打、66打点)
 
7月6日時点でア・リーグ2冠王。打率も7厘差の2位で、3冠を狙える位置につけている。ヤンキース待望のスター候補・ジャッジは今季のメジャーで最大のセンセーションになった。
 
今ではジャッジが打席に立つたび、ヤンキースタジアムは大歓声に包まれる。身長201cm、体重128kgの堂々たる体躯から放つ豪快な打球を打撃練習から見せるため、ヤンキースはファンの開場時間を早めたほど。オールスターファン投票でもア・リーグ最多の得票を得たジャッジは、ニューヨークの新たな顔となっていきそうな予感を感じさせる。
 
ジャッジを中心とした打線の破壊力もあって、シーズン序盤のヤンキースはハイペースで勝ち続けた。しかし、7月3日まで直近の20戦で14敗と失速し、宿敵レッドソックスに抜かれて2位に転落。今後、ジャッジはこれまで通りの打棒をキープし、チームを2015年以来のプレーオフ進出に押し上げられるかどうか。それを成し遂げれば、怪童は今シーズンが終わる頃までに全国区のスターになっているかもしれない。

ナ・リーグでは、ゴールドシュミット以外にも、ロッキーズのノーラン・アレナド(.298、15本塁打、63打点)、ドジャースのコディ・ベリンジャー(.258、24本塁打、56打点)、ナショナルズのダニエル・マーフィー(.340、14本塁打、60打点)、ライアン・ジマーマン(.332、19本塁打、62打点)、ブライス・ハーパー(.323、20本塁打、64打点)といった選手たちがプレーオフ圏内にいるチームで活躍している。

低迷中のレッズに所属しているという点で不利だが、ジョーイ・ボット(.316、24本塁打、62打点)の数字も超一流だ。
 
ここではバランスの良い成績、一塁の守備力、チーム内での重要度を買ってゴールドシュミットを選んだ。しかし、他の候補との差は紙一重。誰が受賞するかはチーム成績によるところも大きくなりそうだ。