7月2日に開催された日本デビューショーケースの1コマ photo by Warner Music
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オリコン1位!TWICE成功から学ぶ、世界に通用する人材育成法

YouTube再生2億回「TTポーズ」で人気爆発

たくさん日本語を勉強しました!

ホールのライトが消えると、「ヤバイヤバイヤバイ!」と近くの席から興奮した観客の声が聞こえてきた。重厚なイントロに続き、ピンクに照らされた9人のシルエットがステージの奥に浮かび上がる。会場がわっと大きな歓声に包まれた。

7月2日、アジア発9人組ガールズグループ、TWICEがついに日本に降臨した瞬間だった。

両手の人差し指と親指で矢印を作り、泣いている顔文字の形を作る「TTポーズ」を取り入れた楽曲『TT』のミュージックビデオがYoutubeでの再生2億回を超える“伝説”を生んだTWICE。

韓国のガールズグループといえば、2010年に日本でデビューした少女時代とKARAが旋風を起こして以来、多くのグループが日本に上陸するも、その後大きなうねりを起こしたグループは存在しなかった。

ところが、TWICEは日本デビュー前からTTポーズが女子中高生の自撮りで流行るなど大きな話題に。さらに、日本で初めて女性誌の表紙を飾った6月23日発売の『ViVi』(講談社)8月号は、発売前から予約が殺到するほどの反響を呼んで注目された。

『ViVi』2017年8月号増刊で表紙を飾ったTWICE

TWICE人気は本物なのか――。日本初の単独公演「TWICE DEBUT SHOWCASE “Touchdown in JAPAN”」が開催された東京体育館に足を運んだ。

メンバーは、韓国出身のナヨン、ジョンヨン、チェヨン、ダヒョン、ジヒョ、China-Tainan出身のツウィ、そして日本人のサナ、モモ、ミナ。3人は、韓国のメジャーなガールズグループでは初の日本人メンバーだ。テレビ地上波ではいまだ日本人が日本語で歌うことがタブーとされている韓国では、異色の布陣である。

 

イベントタイトルにもなっている曲『Touchdown』で登場した9人は、チアリーダーをほうふつさせる白いショート丈のTシャツにブルーのキラキラ光るミニスカート姿。はじけるダンスは、元気でキュートでヘルシー、そして腰と肩をくねらせながらの流し目がセクシーだ。

韓国でのデビュー曲『Like OOH-AHH -Japanese ver.-』、『CHEER UP--Japanese ver.-』と明るいアップテンポの曲を一気に続けて盛り上げると、あちこちから「サナー!」「モモー!」「ミナー!」と日本人メンバーの名を叫ぶ男子の野太い声が飛ぶ。

会場は女性7割、男性3割。女性は10代後半~20代前半を中心に、小学生の女の子と40代の母親と思しき組み合わせもちらほら。男性は10代後半から50代ぐらいまでと幅広く、さわやか体育会系男子が数人のグループで来ているのが新鮮だった。

「One in a million!TWICEでーす!」と全員で声を合わせてあいさつし、トークタイムに。「たくさん日本語を勉強しました!」とチェヨンが言うように、日本初ライブながら通訳なしで全員がたどたどしくもすべて日本語で通したのは、さすがの一言だ。

逆にビックリしたのは、日本人メンバーの日本語。ピンクやブルーなど色とりどりに輝くペンライトの海を見つめて「キャンディーオーシャン(TWICEの公式ペンライト)、めっちゃきれい~」(モモ)、「ほんまにめっちゃピカピカ~!」と、関西弁、しかも、MCがやたら達者な日本のガールズグループに比べるとテンポがユルユルで、なんとも愛らしい。