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【都議選】豊洲移転問題だけじゃない、「住宅政策」もこんなに重要!

空き家活用は本当に実現するのか

争点が見えにくい選挙

7月2日に投票日を迎える東京都議会議員選挙。メディアでは連日、「豊洲問題」ばかりが報じられており、それ以外の政策について語られることはほどんどない。

候補者をみても、新政党である「都民ファーストの会」が多くの選挙区で立候補しているが、現職議員は前回選挙では違う政党から立候補した候補者ばかり……。

なんとも、争点が見えにくい選挙となってしまった。

東京は、約1300万人が住んでいて、予算規模は約13兆円とスウェーデンにも匹敵する大きさであると同時に、都内総生産は92兆4000億円(2011年度)で、職員数は約16万人にも及ぶ(数字はいずれも東京都HPより)。

東京の規模の自治体だからできること、東京でないとやれないこと、国に先駆けて取り組めることもあるだろう。

ここでは、せっかくの都議選なので、「争点」としてはマイナーかもしれない「住宅政策」──主に低所得者向けの住宅政策について見ていこう。

 

各党に向けた3つの質問

エキタスという最低賃金1500円を目指す市民団体が、2017年都議選「政策提言型」公開質問状プロジェクト、をおこない、僕が理事長を務める認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいも賛同団体として名を連ねた。

エキタスからの質問状は、大きく分けて3点、

1. 時給1500円の公契約条例の制定
2. 住宅政策拡充について
3. 東京脱ブラック労働宣言について

である。

ここでは、2の「住宅政策拡充について」を取り上げるが、具体的には以下の内容を、

・東京都議会自由民主党
・都議会公明党
・東京改革議員団(民進党)
・日本共産党東京都議会議員団
・都民ファーストの会 東京都議団
・都議会生活者ネットワーク
・無所属(日本維新の会 東京都議会)

に送付したところ、以下の各党からは回答を得た。

・自民党および公明党
https://68.media.tumblr.com/64323573937d600115b50011ccc5eec2/tumblr_os1c7o1QwH1uhomk9o2_1280.png

・その他各党
https://68.media.tumblr.com/5005e756e7962b32b02e77886c6f2211/tumblr_os1c7o1QwH1uhomk9o1_1280.png

ちなみに、都民ファーストの会と日本維新の会からは、まだ回答がない(6月25日現在)。

両党は、住宅政策や労働政策についての関心が高くないのかもしれない(両党が事務局機能の脆弱でこうした質問に答えきれていないのかもしれないが、他党がきちんと回答を寄せていることからも、それならそれで心配だ)。

各党の回答をまとめる前に、そもそもの今回の質問の意図、背景を簡単に解説しよう。