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医療・健康・食

末期がん患者である私の「30年来の重い花粉症」はなぜ治ったのか

働き盛りのがん闘病記(11)
〔前回までの話〕2015年11月、働き盛りの私の身に、思いもよらぬがん宣告が下された。ステージⅣAの末期がん、余命は1年。私は標準治療ではなく代替療法を選んだのだが、人参ジュース作りに音をあげ、その代替物として「ノニジュース」なるものにたどりついた…。(*連載第1回はこちら http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47524

さらにノニの効果について

さて、話はノニに戻る。

第9回(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51428)では、ノニジュースに含まれる成分を検証した結果、ゲルソン療法などの食事療法で勧める人参ジュースに代替できるとの結論に達した。

しかし、ノニには単なる代替品にとどまらない、さらなる効果が期待できるのである。

通常、ノニジュースを売っている人たちは、この「さらなる効果」の方を強調する。むしろ、第9回で私が述べたようなビタミンとかミネラル、アミノ酸などの成分について強調する人はほとんど見かけない。

まあ、そりゃそうだよね。

「ビタミンがいっぱい入っている!」って強調したって、「いや、私はハイチオールCを飲んでますから結構です」って言われるのがオチだもの。

しかし、がん患者である私のアプローチは違う。

まずは、ゲルソン療法などの食事療法という基準を参考に、その中で置き換え可能な食材としてノニジュースを選んだのである。

これならば、採用するのに冒険はいらない。

で、手間と費用を省くために採用した代替品に、“たまたま”元の人参ジュースよりもさらに有用な効能があるのだとすれば、それはそれで喜ばしいことではないか、という発想なのである。

言ってみれば、恋人が自分を裏切って金持ちの男と結婚してしまったので、その元恋人にちょっと似た子と結婚してみたら、性格が良いばかりでなく、実家も大金持ちで、やっぱりこっちを選んで正解だったなぁ、という人生と同じだ。ちょっと違うか。

何にせよ、人参ジュースと同等の成分を含む上に、さらに良いことがあるのなら嬉しいではないか。

早速、ノニの他の長所を見ていきたい。

これが結構、すごいのだ。

 

要は、イリドイド

前にも少し述べたが、ノニにはイリドイドという成分が含まれている。

イリドイドを、お馴染みのウィキペディアで調べてみよう。

“イリドイド(iridoid)は、二次代謝物の一種として多種多様な植物および動物にみられ、イソプレンより生合成されるモノテルペンで、多くの場合アルカロイド生合成の中間体である。化学的にはイリドイドは通常酸素などの複素6員環と融合した5員環からなる。イリドミルメクス属 (Iridomyrmex) のアリで防御化学物質として合成されるイリドミルメシンにより化学構造は例証され、はじめて単離されたことからイリドイドは名付けられた。”

…………。

ギリシア語かよっ!

何言っているか、一つも分からん。

仕方がない。ここは私が様々な資料から要点を抜粋してまとめるしかあるまい。

「イリドイド自体は19世紀後半に発見された成分であり、摂取することにより体を整える作用のある植物由来の物質、ファイトニュートリエント(ポリフェノールやβ-グルカンなどもこの仲間)の一種だという。

イリドイドには、その構造体の違いによって800以上もの種類が存在するという。

ポリフェノールがほとんどの野菜や果物に含まれているのに対し、イリドイドはゲンチアナ、ジオウ、トチュウ、サンシュユ、クチナシ、オオバコ、クランベリー、ブルーベリー、オリーブなどの漢方薬の材料として知られる植物や、地中海などを産地とする植物などに含まれていることが知られている。

そして、ノニにもこのイリドイドが含まれている。単に含まれているというだけではない。ノニこそがイリドイドの帝王と呼んでも過言ではない植物なのだ。

クランベリーには2種類、オリーブ葉には5種類、セイヨウサンシュユには8種類のイリドイドが含まれているが、ノニの果実には19種類ものイリドイドが含まれているという。

イリドイドの人体に対する作用としては、抗酸化作用、抗糖化作用、解毒作用、免疫力強化作用、鎮痛消炎作用などがすでに科学的に証明されている」

まあ、こんなところである。

漢方薬の原料となる植物に含まれている成分がイリドイドであるという事実。そして、ブルーベリー、クランベリー、オリーブなども体に良い植物としてよく知られている事実。

これらのことからだけでも、なんとなくイリドイドは体に良いような気がしてくるではないか。

お前がそんな気がするだけでは何の根拠にもならんだろ! イリドイドが病気に効く医学的エビデンスを見せてみろ!

そんな早乙女からの声が聞こえてきそうである。

(*がん治療をめぐる早乙女と山田の闘いについては第4回を参照 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48558