スマートエネルギー情報局
2017年05月30日(火) 加谷 珪一

年間4万円も得をする、こんな簡単な省エネ術があった

え、窓を換えるだけで本当に…?

電力の小売自由化から2017年4月で1年が経過した。電気事業者が選べるようになったことをきっかけに、家庭におけるエネルギー消費のあり方を見直す人も増えてきている。

日本人は省エネに対する意識が高いと言われているが、そうであるが故に盲点も多い。その代表的な例が、住宅における「窓」の断熱性能である。

省エネに気を配る人は多いのに、窓の断熱性能を上げるだけでエネルギーの利用効率は格段に向上するという事実はあまり知られていない。生活のインフラに関する分野は、総合的な判断が重要だ。

電化製品の数、把握してますか?

電力広域的運営推進機関によると2017年3月末時点において、電力の契約の切り替え件数は342万件に達している。東京電力の最大のライバルである東京ガスは、3月末時点で約73万件の契約を獲得した。

電力の小売自由化についてはまだ、何をどうすればいいのか分からないという人も多い。今後、理解が深まるにつれて電力会社を乗り換える人はさらに増えてくるだろう。

エアコンPhoto by iStock

あらゆるモノやサービスに共通する話だが、消費者にとって選択肢が存在することのメリットは大きい。うまくサービスを選択すれば支出を安く抑えられるのはもちろんだが、それ以上に重要なのは、サービスの選択を通じて、自身のライフスタイルを再認識できる点だ。

電力についていえば、家には電化製品が何個あり、消費電力が何ワットなのか把握している人はあまり多くないだろう。サービスの選択という作業がなければ、こうしたことに意識が向くことはない。

エネルギーの利用パターンについても同様である。どの時間帯にどのくらいエネルギーを使っているのかといった情報は、自身の生活を知る上でとても重要なものだが、何らかのきっかけがなければ考える機会はほとんどないだろう。

日本では省エネ政策が昔から実施されてきたこともあり、家庭のエネルギー消費に対する関心は高いといわれる。それでもまだまだ盲点は多い。その代表的な例が家の断熱性能である。

日本の家屋は諸外国に比べて断熱性能が著しく劣っているといわれる。

断熱性能が低いと、冷房器具で室内を冷やそうとしても、大量の熱が外から入ってくることでその効果が相殺されてしまう。冬場は逆に、室内の熱が外に放出されてしまうので、暖房効率が悪化する。つまりエネルギーを無駄に消費してしまうのだ。

1
スマートエネルギー情報局TOPに戻る
PR
PR
PR
バックナンバー一覧 »

POWERED BY

  • ソーシャルメディアの公式アカウントOPEN!
    TwitterFacebookページでも最新記事の情報などを配信していきます。「フォロー」・「いいね」をよろしくお願いします!
Twitter
RSS