大統領選 ドイツ EU
メルケル4選ほぼ確定!敵の自滅で「選挙戦の目玉」さえなくなった
ドイツの政治地図は千変万化
川口 マーン 惠美 プロフィール
〔PHOTO〕gettyimages

EU王国の今後

さて、5月14日、正式にフランス大統領に就任したマクロン氏は、翌15日、最初の表敬訪問としてベルリンを選んだ。

マクロン大統領は、選挙戦の間から、「ドイツとの協力」と「EUの増強」を唱えていたが、迅速なメルケル詣でである。

 

マクロン大統領の実力は、6月の議会総選挙の結果を見ないと何とも言えないが、彼の目標をひとことでいうなら、「フランス経済の救済をドイツのお金でやること」だ。

一方、メルケル首相は彼女なりに、フランス新大統領の使い道を模索している。EU増強は良いにしても、ドイツのお金がEUの赤字国のためにだだ漏れになることは認められない。

この日、デンマークラジオのオンライン版ニュースは、今後4~5年のEU政策を詳細に予想した。もちろん「メルケル女王」と「マクロン王」の下で。