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医者にダマされるな!ゼロからわかる「糖尿病の薬」をやめる方法

あなたは薬を「誤解」している(2)

低血糖のほうがよほど危険

「糖尿病の薬は、飲み始めたら一生飲まなければならないと思っている方がいるかもしれませんが、降圧剤と同様にそんなことはまったくありません。

例えば、年齢を重ねるにつれて、食生活も変わって自然に血糖値が落ち着いてくる患者さんがいます。あるいは定年退職してストレスから解放されると、ストンと数値が下がる人もいる。

そういうケースは多々あるので、薬をやめることは十分可能なんです」(健康増進クリニック院長・水上治氏)

まず糖尿病には2つのタイプがある。

 

Ⅰ型は膵臓にあるインスリンを産生する細胞が壊れて、インスリン自体を分泌できなくなってしまう病態のこと。これは年齢や肥満などに関係なく発症し、インスリン注射が必要となる。

一方のⅡ型は遺伝や、食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣が原因となって、膵臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなっているタイプ。このⅡ型の患者であれば、上手く糖質制限すれば薬を飲む必要がない。

'15年度の、もっとも使用された糖尿病薬はジャヌビア、次にエクアである。どちらもDPP-4阻害薬と呼ばれ、作用時間は短く、他のタイプの薬よりも安全性が高いと言われている。

だが、当然副作用はある。飲み続けることで肝臓や腎臓に負担をかけ、また膵炎や腸閉塞を引き起こすこともありうる。

「他の製品と比べれば副作用が少ないDPP-4阻害薬は糖尿病の専門医以外でも気軽に処方しやすい。そのため新しい薬がどんどん処方されて、低血糖になる患者さんも出てきています。

むくみなどわかりやすい副作用が出る薬は医師も積極的に使いませんが、DPP-4阻害薬のような長期的に飲み続ける薬で現れる副作用は、ついつい無視されてしまいがちなんです」(東京慈恵会医科大学附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科講師の坂本昌也氏)

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