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普通預金がいちばん損! あなたの資産を減らさず「少し増やす」方法

これなら初心者も始められる

足踏みしていた日経平均がまた上がり始めた。欧州の地政学的リスクが去り、この相場はしばらく続きそうだ。資産を1割増やそう、というのは欲張りすぎ。でも、少しだけなら確実に増やせる方法がある。

いま買うべき投信

メガバンク、ゆうちょ銀行の普通預金金利は、「0.001%」の超低金利が当たり前。

1000万円預けても、1年後、たった100円しか増えない。分かっているにもかかわらず、せっかく貯めた貯金を、「惰性」でなんとなく寝かせている読者も少なくないはずだ。

一方、日経平均株価はついに2万円を突破する勢い。今後、「増やし方」を知っている人と知らない人では、どんどん差が開いてゆく。まさに「いま動かないで、いつ動く?」という絶好のチャンスが到来している。

元メーカー勤務の男性(66歳)が直近の成功体験を語る。この男性は、決して投資の手練れというわけではなく、むしろ初心者である。

「『アベノミクス相場』には乗ることができなかったので、『トランプ相場』で上がり始めたら株をやってみたいと思っていました。しかし、いかんせん素人なので、銘柄の選び方が分からない。

そこで投資に詳しい知人に聞いたところ、日本株のみで運用する投資信託で、パフォーマンスがいいと評判のひふみプラスと、米国株に連動する投資信託netWIN ゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンドをすすめられ、計1000万円の資金で昨年末に買いました。

それが現在、およそ100万円の含み益が出ているんです。その知人は『心配されていた北朝鮮リスク、欧州リスクもひとまず落ち着いている。日本株も米国株もまだ上がるはず』と言っているので、まだ売る予定はありません」

総務省の調査によれば、65歳以上の世帯当たり平均貯蓄額は約2430万円。老後資金確保のために、2倍、3倍の大勝ちでなくてもいいから、元本割れのリスクは回避し、何とか少しでも増やせないものか――。

 

絆アセットマネジメント社長の小沼正則氏は、近年そうした相談が急増しているとしたうえで、こうアドバイスする。

「『少しずつでいいから、安定的に資産を増やしたい』という方には、今ならば『世界に分散して投資しましょう』とお答えします。

具体的には、株価が上昇基調にある日本、アメリカ、そしてインドを軸に、これらの国の株式に連動する投資信託に資金を分散するのが、リスクも小さくできるのでおすすめです。

米国株の場合、ここ最近はNYダウよりも、アップルやフェイスブックといった勢いのあるIT系グローバル企業の株価が大きく反映される、ナスダックのほうが大きく上がっています。ナスダックの指数に連動する投信がいいでしょう」

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大手証券会社で買える商品としては、三菱UFJ国際投信のNASDAQオープン、野村アセットマネジメントのNEXT FUNDS NASDAQ100などがある。SBI証券、楽天証券といったネット証券でも同様の商品が扱われている。

「インドは人口・経済成長率ともに中国を抜く勢いで、株価も史上最高値を更新中。世界の投資家たちは『次はインドだ』と、すでに中国株からシフトし始めています。

例えば、インド株に連動するイーストスプリング・インド株式オープンなどが有望です。過去1年間の実績を見ると、基準価額が30%も値上がりしています。これも大手証券会社の窓口で扱われています」(小沼氏)