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「いいね!」が欲しい若者と「日本スゴイ」系番組に夢中の高齢者

承認欲求を充たしたい日本人

YouTuberになりたい!

最近は、「小・中学生の将来なりたい職業」のランキング上位に、「YouTube」で動画を配信し、広告収入を得るYouTuberがランクインするようになりました。皆さんは、YouTuberについてどんなイメージを抱いているでしょうか。

ヒカキンやピコ太郎といった、スター配信者がいる一方で、動画配信界の底辺を構成しているのは、芸もセンスも編集技能も乏しい、プライバシーを守る意識もほとんどない人々です。

そこには「みんなに褒められたい」「自分が注目されたい」という承認欲求と、広告収入を手に入れたいという金銭欲のギラギラした、息苦しい世界が広がっています。

HIKAKINトップYouTuber ヒカキン氏 Photo by GettyImages

また、SNSやブログでも、凝った自撮り画像をアイコンにして、一生懸命に「いいね!」を集めているアカウントや、上質な生活を連想させる投稿を繰り返して注目されようとする“キラキラアカウント”が存在します。

若者の“犯罪自慢”が拡散して大炎上に至る、いわゆる、「バカッター」問題も、なくなったわけではありません。

こうしたアカウントに共通しているのは、ネット上で「いいね!」や「リツイート」が欲しいがために、自分の言動が制御できなくなっているという点です。

承認欲求を充たせることに味をしめてしまい、つい、言動がエスカレートしたり、法を犯したり、プライバシーを切り売りしたりしてしまうのです。

 

しかし実際には、ネットで承認欲求を暴走させて目立っているのはごく少数のユーザーだけですし、彼らの手法を長く続けるのは困難です。

SNSやスマホが普及して相当な時間が経ったなか、大半の青壮年は「SNSで悪目立ちしても良いことはない」「むやみに褒められようとするのはウザい」と心得ています。

知り合い同士のやりとりでも、知らない人とのやりとりでも、SNSにうまく適応している人は、承認欲求の充たし方にソツがありません。

言い方を変えると、承認欲求を暴走させて目立ち過ぎたりプライバシーを切り売りしたりするようなユーザーは、現状のSNSではサバイブできない、ということです。

承認欲求を過不足なく充たし合い、欲求につられて無理をしないようなバランス感覚が、オンラインコミュニケーションでも必須になってきています。