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フジ『ワイドナショー』が圧倒的人気を得た「これだけの理由」

松本人志「安心と信頼」の正体

やらかした芸能人の「みそぎ」

近年、不倫騒動や不正・犯罪などの理由により、芸能人の活動休止・謹慎事例が相次いでいます。

いや、これは別に近年に限ったことではありません。失言などで、いわゆる「干される」例も含め、何かことが起これば芸能人を表舞台から一旦退場させるというのは、これまでも繰り返し行われてきました。

不祥事の程度にもよりますが、芸能人もいつまでも仕事無しというわけにいきませんので、引退するのでなければ当然なんらかの形で復帰を模索します。

人気商売で稼いでいた人が、大きくイメージを毀損した後に復帰するのですから、何ごともなかったかのようにしれっと活動再開するというのも難しいでしょう。

 

最近だと、俳優であればまずは舞台から少しずつ復帰したり、歌手であればディナーショーから復帰するなど、特定のファン向けの目立たないところから徐々に活動を始めるケースが多いですし、優等生からぶっちゃけキャラへとガラリとキャラを変える等、ある種別人となって復帰するケースもあります。

しかし、多くの芸能人はできるだけ早く同じ場所に戻ろうとします。とくにテレビを主戦場としている人々にとっては、再びテレビに復帰することこそが復帰であって、そこに戻らなければ意味がありません。

そういった芸能人をテレビ復帰させるにあたっては、何らかの禊(みそぎ)を経るのが恒例行事になっています。

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選ばれる「ワイドナショー」

「みそぎ」といえば昔は芸能レポーターからの厳しい追及にあいながらの復帰記者会見というのが常でしたが、昨今は、テレビ番組での本格復帰が主流になってきました。

矢口真里は「ミヤネ屋」の生出演を復帰の第一歩としましたし、極楽とんぼの山本圭壱も「めちゃイケ」出演が本格復帰の契機です。

直近ではNON-STYLE井上が、舞台への復帰の裏側VTRを「アッコにおまかせ!」で流し、その後関西ローカル番組から徐々に復帰していくというケースもありました。

どれも慎重に場所を選び、なんとかけじめをつけようという周到な計画に基づいて復帰が行われています。しかし、それぞれの試みが「イメージ回復」の段階まで成功していたかというと、必ずしもそうとは言い切れません。

そんな状況下、存在感を増している芸能人のみそぎ場所が、フジテレビ「ワイドナショー」です。

2013年に深夜番組としてスタートし、2014年には日曜午前に時間帯を移動した同番組は、元々成り立ちからして、従来型のワイドショーへのアンチテーゼであり、松本人志を中心に芸能人側からの反論機会を与えることを企図したものでした。

番組開始当初は「芸能人が内輪をかばってるだけ」という評が多かったのですが、最近は渦中の芸能人が直接出演するケースが増え、けじめをつける場所として徐々に定着してきました。その象徴的な例が2016年10月のベッキー出演、そして直近2017年5月の川谷絵音の出演です。