格差・貧困 ライフ
最強の収入「裏っ引き」 月3回出勤で200万円稼ぐ夜のオネエサン
オンナの収支報告書【20】
鈴木 涼美 プロフィール

キャバでもデリでも幽霊部員でも月収100万円超

彼女たちの場合は金額も桁外れであり、また特にお金が必要な時に照準を合わせて綿密な計画を練った事例であるが、もう少し現実的な金額で日常的に裏っ引き・直引きで生活している女の子というのは意外なほど多い。ミエコちゃんという30歳の女の子も、そのうちの1人である。

別にブスでもデブでもないが、とりたてて秀でたところのない普通の容姿のミエコちゃんは、もともとは歌舞伎町のごく大衆的なキャバクラで働く嬢だった。

現在在籍しているのは、歌舞伎町のキャバクラ、都内のデリヘル、交際クラブ数件、渋谷のDCである。キャバクラにのみ週に3回ほど出勤しているが、それもかなり休みがちで、デリヘルはごくたまに気が向いた時や時間が空いた時に短時間出勤する程度である。

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「交際は、一時期ポンポンポンって3箇所くらい登録して、最初は週に2回とか3回セッティングで会ってたけど、最近連絡来ないから、たまたま楽そうな案件とかおいしい話がくれば返信する程度。3ヵ月くらい連絡来てないところもある」。

キャバでもデリでも幽霊部員とかしている彼女のスケジュールはしかし、女友達と遊ぶ予定がなかなかたたないほど埋め尽くされている。

まず、キャバクラで出会った、月に2回ホテル付きのデートする代わりに月に30万円くれて、店にも数回は来るという客とのデート。

交際クラブで出会った地方在住の経営者に会いに飛行機でいく1泊旅行が月に1回、交通費込みで20万円。

デリヘルで出会ったドM客とラブホテルでひたすらSMの真似事をして10万円もらう日、交際クラブで出会い、定期的に食事とホテルデートをしている男が5〜6人。

デリヘルで出会ってその後は直接会っている客が2人。そこに、新規の男や1回きりの男も入り込む。

 

「交際は、1箇所は7万円、もう1箇所は6万円、あとは5万円で登録してる。別に5万円でも何回も会ってれば、お金貸してって言ったら貸してくれたり、もの買ってもらうとか。誕生日月にお金くれたりとか。

やっぱり3万円とか5万円で登録してる子が多いから、VIP向けのクラスに入らない限り高額だと会える確率が下がるし、別に5万円でもいいかなって思う。そのままずっと5万円で会ってる人もいるよ。

その代わりこっちがドタキャンしたり遅刻したり、そういうのもし放題でしょ?個人同士のそういう楽な付き合いに慣れると、店はしんどい」